かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

大塚祐吉監督『罪の余白』を見る(10月6日)



時間ができたので、イオンシネマ板橋で大塚祐吉監督『罪の余白』を見にいく。この作品、予告編を見ただけでは、おもしろいのかどうかわからなかったので、見るのを迷っていた。見たい映画が詰まっていたら、後回しになったかもしれない。それが、平日時間ができたし、アパート近くのイオンシネマ板橋でやっていたので、見にいった。


それが予想以上におもしろかった。前半は、転落した女性の血にまみれた姿が映っていて、血が苦手なので目をそらして半分見ないようにしていたが(もっとあっさり撮ってくれたらいいのに)、中盤からどんどん興味を惹かれていった。


主演の美少女の女子高生を演じた吉本実憂が、徹底的に悪に徹していておもしろい。キャスティングがよかったのか、吉本実憂がうまいのか、わからないけれど、役にぴったりはまって、転落死した女子高生の父親(内野聖陽)を翻弄するのも見応えたっぷり。彼女のみごとな憎らしさに拍手を送りたくなるほど(笑)。


もったいぶった謎をかけず、女生徒の転落死の原因をはじめから観客に知らせて、あとはこの女生徒を死に追いやった美少女と、亡くなった女生徒の父親との心理的バトルに視点をしぼったのも潔く感じられる。見てよかった、とおもいながら映画館を出る。


『罪の余白』公式サイト↓
http://tsuminoyohaku.com/



時間があったので、隣駅の下赤塚駅まで電車でいって、駅前の立飲み「ダイナマイト酒場」でホッピーと焼酎の水割りを飲む。先日は、マスターらしき男性がいたが、きょうはその奥さんか、女性が店をとりしきっていた。先日のマスターもきょうの女性も感じがいい。チヂミや焼きそばで昼飯もすませ、アパートへ帰る。