かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

竹橋の東京国立近代美術館へ藤田嗣治の絵を見にいく(12月2日)



ここの美術館が所蔵している藤田嗣治の絵が全点展示されているというので、個人タクシーの仕事を切り上げて、クルマで竹橋の東京国立近代美術館へ行く。


北の丸公園の駐車場(3時間まで400円と安い!)へクルマを置き、美術館が開館になる午前10時までまだ時間があるので、北の丸公園を散歩。ところどころきれいに黄葉している木があるが、全体にはそれほど多くない。武道館を通って靖国神社まで足をのばす。靖国神社の鳥居から本殿に向かう両側の黄葉が見ごろだった。ラーメンを食べて北の丸公園へ引き返す。


美術館は、65歳以上は無料で、なんだか得した気になる(笑)。


有名な「自画像」、「五人の裸婦」などパリ時代の明るい作品もあるけれど、今回の展示で中心になっているのは、14点の戦争画の大作。


アッツ島玉砕」や「血戦ガダルカナル」のような、見るのもつらい大きな絵が並んでいる。


戦意高揚のために描いた、というけれど、残忍な殺し合いが、大きく暗い画面いっぱいに描かれていて、気持ちいいものではない。戦時中の人々はこの残虐な大作群を見て、どんな感慨を抱いたのだろう。戦意高揚に役だったのだろうか。


美術館のサイト↓
http://www.momat.go.jp/am/exhibition/permanent20150919/



美術館を出て、一ツ橋インターから高速に乗ってアパートへ帰る。