かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

アンドリュー・ヘイ監督『さざなみ』を見る(4月23日)



4月23日の土曜日、姉のところへ泊まった妻と池袋で待ち合わせ、シネスイッチ銀座へアンドリュー・ヘイ監督の『さざなみ』を見にいく。


予告編を見たら、地味だけどよさそうな映画だったので、妻にも声をかけたら「見よう」というので、出かける。銀座へ1時間近く早く着いたので、とりあえずチケットを買って、近くの喫茶店をさがす。ぶらぶら歩いても、落ち着けそうなところがないので、ロッテリアで、軽い朝飯。



50年以上前に交際していた夫の恋人が、遭難した山で、氷づけのまま発見された、という連絡が夫にはいる。それを聞いた夫は、妻が何か話しかけてもどこかうわの空。いまも亡くなった恋人に未練があるようだ。妻は、会ったこともないその恋人のことが気になり、嫉妬する。動揺を隠そうとしても、自分をコントロールしきれない。


妻を演じたのは、シャーロット・ランプリング。カメラは、全編このシャーロット・ランプリングの小さな動揺を追っていく。こういう映画は嫌いではない。シャーロット・ランプリングの抑制された表情もいい。でも、何かものたりない。


妻に感想を聞いたら、「50年以上も前のことで、あんなのありえないよ」と、作品を一蹴。たしかに、バカバカしいといえばバカバカしい。話の前提に共感できないので、感動がうすいのかもしれない。


『さざなみ』公式サイト↓
http://sazanami.ayapro.ne.jp



銀座でもう少しお店を見て歩きたい、という妻と別れ、ひとり大塚の晩杯屋へいく。「天馬の梅ハイボール」を3杯、「ゴールデン・ハイボール」を1杯飲んで、川越へ向かう。