午前娘家族と的場駅近くの店で、バイキングの朝食。双子もすくすく育って、話す言葉も達者になった。まだ2歳半なのに、わたしのTシャツをさして、「青だね」なんていってくる。最近、Tシャツの色や柄にいちいち反応する。
娘の家で、ゴムのプールでにぎやかに遊ぶ双子を見てから、的場駅から電車に乗って、上尾駅へ向かう。上尾駅で息子のNと午前11時30分に待ち合わせ。
待ち合わせ時間に上尾駅へ着くと、Nはひと足早く車で着いていた。車でいける、近くのラーメン屋で昼飯。
『わたしの自由について』の上映会場は、「上尾文化センター小ホール」。Nもわたしもはじめてなので、車のナビに従って行く。昨日の『ハトは泣いている』もそうだが、今日も自主上映で、受付にいるひとたちも、ふつうの主婦らしく、手慣れてないのがホッとする。みなさん、ボランティアなのだろう。
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安倍政権の暴走はやむことがない。特別秘密保護法の制定、原発再稼働の推進、憲法を破壊する戦争法の強行採決・・・これをそのまま野放しにしていいのか。なにもしない自分を棚に上げて、そんな苛立ちをひとりで募らせていた。
そんな鬱屈したなかで、SEALDsを知る。
「自分さえよければいい」・・・若者たちにそんな空気が蔓延する時代に、SEALDsは政治の不正に抗議して立ち上がった。Youtubeで彼らのデモの映像を見ていると、目がしらが熱くなる。彼らのインタビューを映像で見、本で読んで、その主張に共感した。
『わたしの自由について -SEALDs2015』は、165分の長い作品だけれど、少しも長く感じなかった。2015年の夏、猛暑の日も、雨の降る日も、彼らは「憲法守れ!」「集団的自衛権はいらない!」と叫ぶ。彼らはひとりひとりの集まり。だから、昔の学生運動のように「我々は・・・」と、いわない。スピーチの前に、個人個人が自分の名前をいう。他人や組織にいわされているのではなく、個人として自分の考えを主張する。これが清々しい。
『わたしの自由について』予告篇↓
https://www.youtube.com/watch?v=ktlkibO4Pes
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アンケート用紙に感想を記入していたら、「寒かったでしょ」と、スタッフの女性が紅茶をいれてくれた。たしかに会場は少し冷房が効き過ぎていた。それから、その女性は「若いひとがあんなにがんばっているのを見てると、涙が出てしまって」と、ひとりごとのようにいった。