かぶとむし日記

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クリント・イーストウッド監督『ハドソン川の奇跡』を見る(10月10日)



10月8日・9日・10日・・・この3連休は、映画三昧。3連休最後の日は、ウニクス南古谷へ『ハドソン川の奇跡』を見にいく。

2009年1月15日、真冬のニューヨークで、安全第一がモットーのベテラン操縦士サレンバーガー機長(トム・ハンクス)は、いつものように操縦席へ向かう。飛行機は無事に離陸したものの、マンハッタンの上空わずか850メートルという低空地点で急にエンジンが停止してしまう。このまま墜落すれば、乗客はおろか、ニューヨーク市民にも甚大な被害が及ぶ状況で彼が下した決断は、ハドソン川への着水だった。


シネマトゥデイ」より


サレンバーガー機長は、乗客全員を救ったヒーローとなるが、その機長に、体調や技術上に過失がなかったか、という疑いがかかってくる。


クリント・イーストウッド監督は、情緒的にではなく、論理的に真実に迫っていくので、甘ったるさがない。ヒーロー扱いされても、疑惑の対象にされても、感情を露わにしないトム・ハンクスがよかった。


アメリカ映画は、ドンパチやアクションが多いので、このごろは、古代史の特撮ものくらいしか見ないけれど、クリント・イーストウッド監督の作品は、1作1作新しいテーマを描くので、見逃せないし、見るとやっぱり感心してしまう。


妻とお昼を食べて、ひとりアパートへ向かう。