かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

グザヴィエ・ドラン監督『たかが世界の終わり』を見る(2月18日)



有楽町駅中央口で、浦和に住む従妹(いとこ)と待ち合わせ、「ヒューマントラストシネマ有楽町」で、グザヴィエ・ドラン監督の『たかが世界の終わり』を見る。


自分の死期が近いことを家族に伝えるため、主人公のルイは12年ぶり郷里へ帰ってくるが、懐かしむのもつかのま、兄のアントワーヌとの争いがたえない。ギクシャクする家族に自分の死が近いことを伝えることなく、ルイは家族の住む家を去っていく。


激しく主人公ルイを罵り怒る兄の激情のもとが自分にはよくわからず、半端な感情のまま映画が終わってしまった。外へ出てから、従妹に「なんであんなに兄さんはルイを怒っているの?」と聞くと、「原因ははっきりしないけど、うちはいつもあんな感じだよ。家族ってかえって感情剥き出しでぶっつけあうから、ああなるんじゃないの」と教えてもらった。しかし、半分以上わからない。


たかが世界の終わり』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=iCZZAxlMPkQ



両国へ出て、「横綱横丁」で昼飯をすまし、「すみだ北斎美術館」へいく。館内が暗く、小さな作品はよく見えない。それとほとんどの作品に説明書きがついてない。比較的見やすい大きな作品だけ見て出る。そこから腹ごなしに散歩。吉良邸、回向院を見て、両国橋を渡る。柳橋をわたり、線路の高架沿いに浅草橋から秋葉原まで歩く。秋葉原駅の手前に小さな居酒屋があったので、お酒を飲む。