かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

インドの史劇ファンタジー映画『マガディーラ 勇者転生』を見る。

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9月25日、火曜日。朝から雨模様。


「渋谷アップリンク」へ、S・S・ラージャマウリ監督の『マガディーラ 勇者転生』を見にいく。1時間早く着いたので、途中にある喫茶「ヴェローチェ」で、コーヒーとサンドイッチで朝飯を食べながら、電子書籍で「天切り松 闇がたり」5巻を読む。このシリーズは5巻で終わり。最終巻までたどりついた。



喫茶「ヴェローチェ」を出ると、雨が降っていた。バックから傘をだして、「渋谷アップリンク」へいく。


12時15分から『マカディーラ 勇者転生』を見る。



映画『マガディーラ 勇者転生』予告編


インド映画史上歴代最高興収を達成し、日本でもロングランヒットを記録した「バーフバリ」2部作のS・S・ラージャマウリ監督と、「バーフバリ」のスタッフが集結し、2009年に製作されたスペクタクルアドベンチャー


(「映画.com」から)
https://eiga.com/movie/89499/


『バーフバリ 王の凱旋』(2017年)を、たまたまどこかの街で見たポスターに惹かれ、「渋谷アップリンク」で見た。インドの歴史を知らないので、いつの時代か時代背景はわからない。わたしは、ギリシャ神話やローマ時代の活劇を見るような興奮で見た。時代考証は、どうでもかまわない。映像の展開を追っていくだけでたのしい。アメリカがつくる史劇ファンタジーとはちがうふしぎ感覚の映像に陶酔した。


『マカディーラ 勇者転生』は、同じS・S・ラージャマウリ監督の2009年の作品。『バーフバリ 伝説の誕生』、『バーフバリ 王の凱旋』より以前の作品。


1609年、ウダイガル王国をのっとり、国王の娘・ミトラ姫を手にいれようとする軍司令官ラナデーヴの陰謀に、伝説的戦士バイラヴァと、彼を愛するミトラ姫は、殺されてしまう。


400年後に転生し、ヴァイラヴァとミトラ姫は再会、深く愛しあう。しかし、400年後の現代には悪人・ナラデーヴも転生し、ミトラ姫への情欲を燃やす。ものがたりは、1600年と現代とを行き来し、ヴァイラヴァとナラデーヴの戦いを描く。


というようなストーリーで、時代をまたいでの壮絶な闘いが展開するが、バーフバリ・シリーズよりは、規模がちいさい。現代へきて、歌って踊るダンス・シーンは、ダンスに興味のうすいわたしには、退屈で、途中退席も考えた。しかし、ものがたりが1609年の映像になると風景の美しさに酔う。


それとミトラ姫を演じたカージャル・アグルワールの美しさ。雑誌などでみるインドの女神像のように神秘的で官能的。やっぱり最後まで見てしまった(笑)。


映画的には、「バーフバリ」には及ばない。監督はこの作品を土台に、スケールアップした映画『バーフバリ』シリーズを製作したのだろう。


しかし、イケメンの伝説的騎士とミトラ姫の美しさは、見る価値あり。


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映画館を出ると本降りの雨。


センター街を歩き、ひさびさに「三平酒場」へ寄ってみる。


サービス・タイムで、生ビール、サワー類、ハイボールがすべて200円(220円だったかも)になっていたので、酎ハイとレモンサワー2杯を飲み、揚げだし豆腐と焼きうどんで遅い昼飯を食べる。