10月29日、月曜日。新宿御苑近くの「新宿バルト9」へ、廣木隆一監督の『ここは退屈迎えに来て』を見にいく。
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午前10時45分から上映開始。
何者かになりたいと東京で就職してから10年、「私」(橋本愛)は何となく実家に戻る。フリーライターとしてタウン誌で記事を書いているものの、親からはフリーターとして見られている。冴えない日々を過ごしていた「私」は、高校時代に仲の良かった友達と久々に会った勢いで当時の憧れの的だった椎名くん(成田凌)に連絡して会いに行くことになる。その道すがら、「私」の脳裏に椎名くんとの忘れられない思い出が蘇ってくる。
(「Movie Walker」より)
https://movie.walkerplus.com/mv64685/
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東京へ一度は出て故郷へもどってきた「私」(橋本愛)も、ずっと故郷へ残って暮らす「あたし」(門脇麦)も、高校時代の憧れだった「椎名くん」(成田凌)のことが忘れられない。それぞれに彼との思い出がある。
仲のよかった「サツキ」(柳ゆり菜)と「私」は、思い切って「椎名くん」に連絡し、会うことになる。
高校時代の懐かしい想い出。その中心にいて、女の子たちのアイドルだった「椎名くん」。自分のあるべき人生にちょっと疲れてしまった彼女たちは、「椎名くん」にあって、もう一度自分を確かめようとする。いまも、「椎名くん」は輝いているだろうか?
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登場人物が多いのと、時代がいきつもどりつするので、相関図が、少しわかりにくい。要(かなめ)になっているのは、「椎名くん」とのそれぞれの想い出。
現在の「椎名くん」と会って、彼女たちは何を感じたのだろう?
人生のしょっぱなに味わう挫折感を描いた、ほろ苦い青春映画だった。
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