6月8日、土曜日。
早起きして「イオンシネマ板橋」へ。午前8時50分上映スタート、石井裕也監督の『町田くんの世界』を見にいく。
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映画『町田くんの世界』本予告【HD】2019年6月7日(金)公開
「舟を編む」「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」の石井裕也監督が、「別冊マーガレット」に連載され、第20回手塚治虫文化賞で新生賞を受賞した安藤ゆきの同名コミックを実写映画化。
運動も勉強も苦手で、見た目も地味で、何も取り柄がなさそうに見える町田くんには、人を愛することにかけてズバ抜けた才能があった。困った人のことは絶対に見逃さず、接した人々の心を癒し、世界を変えてしまう不思議な力をもつ町田くん。しかし、そんな彼の前に現れた女の子・猪原さんは、これまでの人々とは違っていた。
(「映画.com」より)
https://eiga.com/movie/90602/
石井裕也監督の、辞書を編纂する話『舟を編む』はおもしろかったし、詩を原作にして映画化した『夜空はいつでも最高密度の青色だ』は、新鮮だった。
とくに『夜空はいつでも・・・』は、池松壮亮、石橋静河の共演で、この作品から石橋静河のファンになった。
その石井裕也監督作品で、脇をわたしの好きな俳優、佐藤浩市、池松壮亮が固める。
となれば、青春映画でも、おもしろい作品かもしれない、と期待。
しかし、池松壮亮の役どころはおもしろくないし、佐藤浩市にいたっては、ちょっと顔をみせる「友情出演」という感じで拍子抜け。
なにより主演の男の子の演技がわざとらしく不自然でたまらなくいや。監督のミス・キャストなのか、これが狙いのキャラクターなのかわからないけど、わたしには苦手な演技もしくは演出。
善意で困っているひとを見ると助けないではいられない、というキャラクターも主演の演技がわざとらしくてだいなし。
その青年がみんなから疎んじられている女子高生に恋をして、みんな平等ではなく、ひとりの子だけにとくべつな愛情をそそぐことでいいのかと悩む、という展開もなんだかうざったくて、どうでもいい(笑)。
石井裕也監督は、この素材のどこに興味をもったのだろう?
わたしがおもしろかったのは、皮肉屋の女子高生を演じた前田敦子。彼女の端々に飛び出す醒めたセリフで笑わせてもらった。
前田敦子(中央)演じるいじわるキャラがたのしかったけれど、、、
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お昼は川越で食べることになっていたので、そのまま東武東上線に乗って川越へ向かう。