かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

山田太郎、雨宮処凛著『僕にもできた! 国会議員』を読む(8月22日の前半)。

f:id:beatle001:20190828124805j:plain



8月22日、木曜日。晴れ。


午前、20分ほど歩いて、駅の反対側にある「N内科クリニック」へいく。


7月の健康診断で「不整脈」の兆候があると診断され、近くの「内科」をさがして、「N内科クリニック」をみつけた。


お盆休みの前に初診で、やはり「心房細胞」とかいうような診断をうけて、脳梗塞を防ぐため、朝に夕に、2錠ずつ薬を飲むことをすすめられた。


以前から尿酸値が高いと診断され、朝に1錠薬を飲んでいたので、現在、朝は合わせて3錠、夜は不整脈に関連する薬2錠を飲むことになった。



いったんアパートへもどってから、日比谷シャンテへ、ヴィム・ヴェンダース監督の『世界の涯ての鼓動』を見にいく。


少し早く着いたが喫茶店へ寄る時間もないので、直接映画を上映している2階にあがって、山田太郎雨宮処凛(あめみや・かりん)著『僕にもできた! 国会議員』の続きを電子書籍で読む。


刊行日は、2019年4月9日。


雨宮処凛山田太郎へのインタビューや被災地への取材、あるいは山本太郎自身の対談などで、彼の議員時代の活動が、浮かび上がる。


国会での安倍総理への厳しい質問、強行採決へ反対する「ひとり牛歩」、自由党時代の小沢一郎との定期的な「共同代表記者会見」は、Youtubeでときどき見ていたので、それを文字で再確認するかたちになる。


知らないこともあった。


山本太郎らしいとおもうのは、災害時の行動。ふつう国会議員が被災地を視察するときは、市の担当者などに案内されて現地に足を運ぶのが通例だけれど、山本太郎は、ボランティアのひとたちにアンテナがあるらしく、ひとりですぐに被災地へやってくる。


そして一般のボランティアにまじって泥かきをし、「不足しているもの」「希望するもの」などをたずねて、国会へ持ち帰る。


西日本豪雨のとき、被災地に「小型重機」を入れるよう国会で要求した。


ボランティアのひとに不足しているものは何かとたずね、自衛隊の重機は大きすぎて不便、もっと小型の重機がいるということを確認し、それを国会で訴えた。


国会の審議は、カジノ法案のまっさいちゅうだったが、山本太郎は、「カジノ審議より災害対応だろ!」と、怒った。


自民党は、災害のあった日、「赤坂自民亭」で安倍晋三を囲んで宴会をやっていて、対応が後手にまわった。そんな弱みもあってか、山本太郎が国会で訴えた2日後には、ショベルカー100台が被災地に届いた、という。


明治公園のホームレスの追い出しにも抗議し、彼は渋谷の美竹公園へホームレスの要望を直接聞きにいく。住所不定でおそらく選挙の投票にもいけない彼らのために、山本太郎は真剣だった。


雨宮処凛は、いう。


「こんな国会議員は見たことない」




山本太郎「カジノ審議より、災害対応だろ!」:7/10 参院・内閣委
小型重機を被災地に送るよう訴えているのは、28分30秒くらいから。