ヴィム・ヴェンダース監督、映画『世界の涯ての鼓動』。
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8月22日、木曜日。晴れ。
12時30分から、「日比谷シャンテ」で、ヴィム・ヴェンダース監督の『世界の涯ての鼓動』を見る。
ヴィム・ヴェンダース最新作『世界の涯ての鼓動』予告編<8月2日(金)公開>
予告編を見て、見にいこうとおもいながら、暑い日が続いて映画館へ歩いていくのもたいぎになっているうちに、すっかり忘れていた。
つるひめさんがブログで感想を書いているのを読んでこの映画を思い出し、日比谷まで出てきた。
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この映画の詳しい概要は、つるひめさんが書かれているとおりです。だから、あえてわたしは繰り返さず、ひめの感想をそのまんま借用いたします(ズルい!)。
つるひめさんのブログ、『世界の涯ての鼓動』の記事。
映画を見て、もう一度つるひめさんのブログを拝見したら、わたしは細かな部分をひめのようには、きちんと理解していないこともわかりました。
ノルマンディー(フランス)の海辺の風景の美しさ、女優・アリシア・ビカンダーの知的な魅力を、前半はたのしみましたが、爆弾テロ組織に、主人公のジェームス・モア(ジェームス・マカボイ)がとらえられてからは(じつは最初からとらえられているシーンはあるのですが、出てくる映像は少ない)、海や深海の景色と交互に、頻繁にテロ組織の映像が出てくるので、見ているのが苦しくなりました。
バイオレンス映画や暴力シーンが苦手な意気地なしには、不向きな映画のようです(笑)。
映画を堪能したつるひめさんも、
絶景と二人の思いが心に沁みる映画でしたが、ジェームズが拉致されたソマリアでのシーンは目を覆いたくなる場面の連続だったので、もう一度見たいかときかれたら、もういいかなと思います。
と書かれています(笑)。わたしは、それがもっと強烈に感じられて、スクリーンを見ているのもつらくなりました。
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映画を見終えて、ケイタイのスイッチをいれたら、リエさんから「ヴェンダースの映画をみてきたけど、『平場の月』(小説のタイトルです)とは違う意味で身につまされました」という意味のメールがはいっていた(「見にいく」ともいってないのでまったくの偶然)。
いつも言葉を抽象的に語るひとなので、「なん」の「どこに」どう身につまされたのかわからない内容でしたが、
「いま、その映画を見終わったところ。女優はきれいだけど、酷いシーンが多いね。ちょっとシンドイ映画でした」
と返信する。
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帰りは、ひさしぶりに(でもないか)上野の立飲み「たきおか」へ寄り、ホッピーと酎ハイを飲む。