[訂正]
「レニー」か「レネー」か?
最初は、よく参照する(「映画.com」)の表記が、レニー・ゼルウィガーとなっていたので、それに倣いましたが、レネー・ゼルウィガーの表記がいっぱんてきみたいです。つるひめさんの表記も、「レネー・ゼルウィガー」となっています。わたしも訂正して、それに倣います。
★
3月8日、日曜日。
川越の映画館では上映していないので、隣町にある「ユナイテッド・シネマわかば」へ、妻の運転でいく。
見るのは、ルパート・グールド監督、レネー・ゼルウィガー主演の『ジュディ 虹の彼方へ』。
いろいろなイベントが中止になるなかで映画館があいているのは、うれしい。入り口にはアルコール消毒液が用意されていて、新型コロナウィルスの感染防止に配慮している。
上映までに時間があったので、コーヒーを飲む。いつもいろいろな家族たちで満員の場所が、簡単に席をとれる。
★
1968年。かつてミュージカル映画の大スターとしてハリウッドに君臨したジュディは、度重なる遅刻や無断欠勤によって映画出演のオファーが途絶え、巡業ショーで生計を立てる日々を送っていた。住む家もなく借金も膨らむばかりの彼女は、幼い娘や息子との幸せな生活のため、起死回生をかけてロンドン公演へと旅立つ。
(「映画.com」から)
https://eiga.com/movie/89007/
ジュディ・ガーランドの歌はちゃんと聴いていないが、スタンダード・ナンバー「虹の彼方へ」という曲は知っている。ジュディ・ガーランドの歌唱ではなく、誰かしらの歌や演奏で、むかしから知っている。「虹の彼方へ」は、わたしにとっては、そういう曲。
だから、この映画が、ジュディ・ガーランドの伝記でなくても、ふつうのフィクションでもわたしにはあまり変わらなかったかもしれない。
でも、予告編を見て「見たい!」とおもった期待を、映画は裏切らなかった。
わたしにとっては、この映画の魅力は一にも二にも、主演女優・レネー・ゼルウィガーの歌と演技だった。
映画の詳細は、つるひめさんのブログを読んで、教えていただいた。
映画のなかに登場する少女時代のジュディ・ガーランドが『オズの魔法使い』の主演ドロシー役で大成功をおさめたことも、よく知らなかった。映画のなかに「ドロシー」という名前が出てくるのが、誰のことをさしているのか、最初わからなかった。
ジュディの晩年と少女時代が交互に出てくるけれど、どちらも幸せそうには見えない。
少女時代は、スター特有の厳しい教育で育てられ、のびのびした暮らしから遠ざけられる。
晩年の彼女は、自分の幼い子供たちを大切にしているつもりだったけれど、子供たちは父のシドと暮らすことを選択する。
華やかなスターの実生活の孤独。
ジュディは、孤独な晩年を、タバコと酒とクスリでまぎらわす。
ただ、こういったスターの伝記映画はこれまでもなんどか見た気がする。伝記映画としては既視感がある。
けれど、それを補ってあまりある、レネー・ゼルウィガーの演技と歌に、魅了された。
★
回転寿司で遅いお昼を食べたあと、わかば町にある日本のなかの異界、台湾の神社(?)、「聖天宮」へいってみる。
道路を走っていると、こんなふしぎな建物が突然現れる!
これはまた日を改めて、写真をアップします。