かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

島村洋子『壊れゆく人』を読む。夜、蛍を見にいく(7月15日)。

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写真は、ネットから拝借。こんな光景を期待していたのに(笑)。




7月15日、日曜日。


老人施設にはいっている義母(妻の母、ただ生母ではない)と会いに、妻の姉、息子のケンちゃん、妻、わたしで訪問。


コロナでずっとなかにはいることを禁止されていたので、ひさびさの接見。


ただ10分間、会うのは三人まで、という規則だったので、わたしはクルマのなかに残る。


読みかけの島村洋子作『壊れゆくひと』Kindle版)を読む。




壊れゆくひと (角川文庫)

壊れゆくひと (角川文庫)




島村洋子氏の文章はとても平易で読みやすいけど、描くものは、けっこうねちっこい。


この作品も、人間は誰もおかしな部分をもっている・・・というのがテーマ。


みんながいいひとだね、というのに、わたしには、そのひとが怖い、というような。


ひとそれぞれ見えている景色がちがうのではないか。


ホラーではないけれど、ちょっと怖い。心の迷路へはいりこんでいくような小説。



中華屋でお昼を食べる。わたしだけ、マーボー豆腐定食にホッピーを追加(笑)。


中華屋の駐車場で、義姉さん、ケンちゃんと別れる。


家に帰ってホッピーを飲みながら、島村洋子著『壊れゆく人』を読了。平易な文章に、読みはじめるとどんどんひっぱられていく。


おもしろかった。しかし、なにかものたりなくもある。



夕方6時に、娘家族と回転寿司で待ち合わせる。平常ならいっぱいではいれない時間だけれど、コロナの影響でちゃんとテーブル席をとれた。


北本市(さいたま県)の自然公園で蛍がみえるというので、娘、その夫、双子(ユウカ、ミーミー)、わたしたち夫婦と、2台のクルマに分乗して出かける。


公園の駐車場へ着いたくらいから、雨が降り出した。クルマに積んであった傘をそれぞれもって歩く。キャンプが好きな娘の夫が、ランタンをもってきたので、自分があずかる。ちびたちは、それぞれヘッド・ランプをつけた。


公園のなかは暗くて、雨で道がぐずぐずになってきた。


それでも、蛍を見にきているひとは多い。次々すれちがうが、早めにきたひとは傘をもっていない。出口へ向かって走る。


足場が悪いし、傘をさしながら狭い道でひととすれちがうのがめんどくさくなったが、だれも(ちびたちも)帰ろうといわないので、ついていく。


蛍は、奥の方で、数匹がとんでいた。もう少し多いと幻想的な光景になるのかもしれないが、数匹では感慨もない(笑)。


そのうち、ミーミーが「暗いのはやだ」とかいいはじめたので、帰る。雨が少し小ぶりになってきた。



日帰り温泉による。


1時間ほど風呂にはいって、娘家族と別れた。