日本武道館でもビートルズはシャウトしてくれたけど、警備が厳重で、ファンは十分に自分を解放して叫ぶことができなかった。
これはブログというよりツイッター的な記事です。
いま、NHKの「ディスカバー・ビートルズ」で、ビートルズがシャウトする特集をやりました。
思い出すと、むかし、わたしたちは、シャウトしてこそビートルズだ、という感覚がありました。
ビートルズが叫べば、観客も叫び返す。そんなビートルズと観客との「叫び」の交換があった。
ビートルズの「シャウト」時代が、1965年の『HELP!』を最後になくなる、っていう杉真理さんの指摘は、ほんとうにそうだとおもいます。
ジョンが、ポールが叫べば叫ぶほど、わたしたちは高揚したんです。
ビートルズが変化していくにつれ、聴く世代があとになればなるほど、もう、そういったビートルズの叫びに着眼するひとがいなくなりました。
ビートルズが中期にはいった、というのはビートルズから「シャウト」がなくなった、ということでもあったとおもいます。
それがきょうの「ディスカバー・ビートルズ」で、杉真理さんは、ズバリ「ビートルズのシャウト」に着眼して、ビートルズが叫ぶところを集めて特集しました。
すごいなあ、というおどろき。
そうだ、あのころビートルズは叫んでいたんだ、それはわたしたちを学校や家族の窮屈なルールから解き放ってくれたんだ。だから、ビートルズは最高だったんだ・・・そんなことをおもいながら、ラジオを聴いていました。