かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

佐藤二朗監督、山田孝之主演『はるヲうるひと』を見る(6月5日)。

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6月5日(土)、晴れ。




サンシャイン通りにある「池袋HUNANシネマズ」へ、佐藤二朗監督『はるヲうるひと』を見にいく。




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重苦しい映画だった。架空の島にある売春宿を舞台にした話。因縁めいた話が映画を貫くストーリーになっているが、それはどうでもいいような気がする。


観客が、映画の触感を、受け入れるか否かで、評価がわかれるような作品。




売春宿で働く女たちは、哲雄(佐藤二朗に支配されている。ここから抜け出すことができない。哲雄の腹違いの弟、得太(山田孝之も、哲雄のいうままに使いっ走りをしている。


主演は、山田孝之と掃き溜めのなかで生きる5人の女たち



  • 仲里依紗
  • 坂井真紀
  • 今藤洋子
  • 笹野鈴々音
  • 駒林怜


5人の女優たちは、仲里依紗(なかり・いさ)を含めて、全員美しくは描かれていない。「掃き溜めに鶴」の鶴がいない(笑)。


舞台の映画化だというけれど、もともと実験的な演劇だったのだろうか?





島と売春宿、という二重に閉塞された世界。



見る動機は、山田孝之仲里依紗という俳優陣への興味だった。


とくに山田孝之は、映画の仕掛け人、俳優を超えた俳優である(うまく説明できていないな、笑)。




佐藤二朗監督や山田孝之の狙いは、成功しているのかどうか?




わたしの感想もハッキリしない(笑)。


問題作ではあるけれど、「よかった」とか「おもしろかった」といって、ひとにすすめる気になれない。







妻の姉が、乳ガンの手術を終えて退院したばかり。その姉のところへ、妻はいっていた。




午後4時、東武東上線で、川越より駅が3つ先の鶴ヶ島駅で待ち合わせた。


川越より先で待ち合わせたのは、川越がアルコール禁止要請区域で、鶴ヶ島はその対象からはずれている、という理由だ(笑)。


その店の開店が、午後4時だった。はじめていく居酒屋なので、ネットで場所を調べていった。「移転したばかり」とあったが、きれいなお店だった。


表に提灯のない居酒屋で、わたしには、きれいすぎたかもしれない(笑)。