かぶとむし日記

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都議会議員選挙開票日〜韓国映画『幼い依頼人』を見る(7月4日)

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7月4日(日)雨。「都議会議員選」開票日。




午前、北品川へ「健康診断」へいく。20〜30分。


前日の夜、食事をしてなかったので、帰り、品川駅で立ち蕎麦。


そのまま川越へ帰って、駅で妻と待ち合わせ、回転寿司でお昼。きのう1日お酒を飲んでなかったので、2杯の生ビールがからだに染み入ってくる。


朝早起きしたので眠い。家に帰って昼寝。







夕方起きて、Netflix韓国映画チャン・ギュソン監督『幼い依頼人を見る。






www.youtube.com





2013年に韓国で実際に起こった漆谷(チルゴク)継母児童虐待死亡事件をもとに、7歳の弟を殺したという驚くべき告白した10歳の少女に心を動かされた弁護士が、真実を明らかにするため奔走する姿を描いた実録サスペンスドラマ。




(「映画.com」から)
https://eiga.com/movie/92444/




この映画、見はじめたら目が釘付け。迫力がある。




もともと子供に関心の薄い父が再婚。その継母の正体がすごい。サイコパスというのだろうか、母性というか人間性が欠如している。


姉に、弟に、容赦なく暴力をふるう。姉弟(きょうだい)は、児童福祉施設のようなところへ相談しにいくが、法律的な限界もあって、家庭訪問をするにとどまる。児童福祉施設姉弟が相談にいったことが、継母を逆上させる。虐待がいっそう激しくなる。


10歳の少女(姉)は、学校の担任女性教師に相談しようとするが、何かの急な電話があって、親身に話を聞いてくれない。おとなは誰も助けてくれない。


少女は、家庭という地獄に閉じ込められる。絶望しながら継母の暴力を受ける。


そうしているうちに、弟が死んでしまう。



虐待をふるう継母を演じたユソンという女優。美しいので、よけい怖い。表情が少なく、虐待は容赦がない。


ホラー映画ではなく、児童虐待という現実の怖さが、リアルに描かれている。


10歳の少女を演じたチェ・ミョンビン。愛らしい顔に、アザがふえていく。顔が歪んでくる。助けてくれないおとなに絶望する少女が痛々しい。


いい映画だった。韓国の映画は、全体に日本映画よりシンプルでわかりやすい。自国だけの興行収入ではなく、アメリカや日本へのマーケットを意識してのことかもしれないけれど、いい作品はストレートに心に響いてくる。







午後8時からテレビやYouTubeの生放送で、都議会議員選挙」の速報を見る。「れいわ新選組は当落上の微妙なラインにいるので、結果が出るのはいちばん遅い。缶チューハイを飲んだりしながら、全部の結果が出るまで見た。


最後の最後に結果が出た。3人とも落選した。


放送では、完全に泡沫候補扱いで話題にものぼらない。結果を見れば、それも仕方がないほど惨々だった。


根本的に考え直すときにきている。枝野立民は、これで完全に野党共闘に「れいわ」は不要と確信したかもしれない。それならそれで、れいわは独自路線を進むしかない。


寝ようとしてベットに横になったが、なかなか気持ちがおさまらないので、もう一度起きて缶チューハイを飲み直す。