かぶとむし日記

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れいわ新選組が「ロシア非難決議」に反対した理由は?

れいわ新選組が、ロシアへの「非難決議」に反対したことで、これまで「れいわ」の支持者だったひとやボランティアに協力してきたひとからも「れいわ」批判が出ているようだ。


山本太郎代表が登場した内閣委員会の質疑にも罵声などがとんでいる、という(まだ見てない)。


わたしはれいわ新選組のHPに掲載されている声明文を読めば、みなさん反対した理由がわかるのではないか、とおもっていたが、アホな議員たちはともかく、支持者までがその真意を理解できないというのはさびしすぎる。


みなさんは、いままで「れいわ新選組」の何を見てきたのだろう? なぜ、応援してきたのだろう?


こういうピンチのときこそ、しっかり真意を理解して彼らを支えるべきではないですか?



まず、わたしたちが望んでいるのは一番に「戦争の中止」であること。


どちらが正しくてどちらが間違っているかを判断するのは、そのあとでやればいい。


戦後、日本は「金魚の糞」のように、いつも米国に味方してきた。イラク大量破壊兵器を持っているといって米国が攻撃したとき、日本は米国への「非難決議」など出さなかったし、むしろ米国の戦争を支持していた。


今回もれいわ新選組が「非難決議」に反対すると、れいわは親ロシア派だという短絡的な意見が続出している。あまりにも幼稚。


こうやって短絡的な人間が国家を深く考えることもなく、あらぬ方向へ導くのが過去の歴史ではなかったか、とおもう。



れいわ新選組「声明文」には、

無辜の人々の命を奪い、とりわけ子どもや障害者など弱い立場にある人々を真っ先に犠牲するのが軍事力の行使・戦争である。


れいわ新選組は、
ロシア軍による侵略を最も強い言葉で非難し、
即時に攻撃を停止し、部隊をロシア国内に撤収するよう強く求める立場である。


と立場を明らかにしてから、反対の理由を述べている。


いくつかあげているので直接には「声明文」にあたってもらうとして、わたしが注目したいのは、次の項目。

今回の惨事を生み出したのはロシアの暴走、という一点張りではなく、
米欧主要国がソ連邦崩壊時の約束であるNATO東方拡大せず、を反故にしてきたことなどに目を向け、この戦争を終わらせるための真摯な外交的努力を行う


れいわ新選組は、米欧主要国がソ連崩壊時、「NATOは東欧へ拡大しない」とする約束を破っていることにも非がある、と指摘している。


万が一にも、ウクライナまでNATO北大西洋条約機構。欧州および北米の 30 ヵ国が加盟する政治的・軍事的同盟)が拡大することを、ロシアは絶対に容認しないだろう。


わたしは世界情勢に疎いので詳しいことはいえないが、逆にそこに双方が歩み寄れるカギはないのだろうか。


アメリカは善、ロシアは悪目下やっていることはたしかに悪以外のなにものでもない)、と単一的な視線になびかず、もっと大局的に世界情勢を見たうえで、現状の問題の解決のいとぐちを探っていこう、というのが、おおまかにいえば、れいわ新選組の姿勢ではないか、とわたしはおもっています。


決してとっびな考えではありません。





もっと詳しいことは、れいわ新選組の「声明文」を読んでください。




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