渡し場のひと(『つげ義春とぼく』のなかのイラストから)
お盆休みは、そもそもの怠け癖が出て、川越の家で毎日ゴロゴロしていた。
お酒とYouTubeと本読み(たまに食器洗いの手伝い)。
テレビは『鎌倉殿の13人』しか見ていない。ニュースはYouTubeで見ているだけ。
映画も都心まで出るのがめんどうなので、休み中は見なかった。
そのなかの1日は、義母の葬儀で、東上線の常盤台(ときわだい)にある葬儀場まで、娘家族と妻とわたしの6名(6人乗りのクルマ)でいった。
運転は双子のおとうちゃん。
義母は96歳の長寿だったので、淡々とすすんだ。
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読んだ本(読みかけの本も含む)は、順番無視で書くと、
- 山本直樹『ビリーバーズ』(映画の原作。マンガ)
- 川本三郎・池内紀対談『すごいトシヨリ散歩』(ひとり旅・映画・としよりの暮らし方)
- 荒木一郎『ありんこアフター・ダーク』(歌手の荒木一郎が書いた小説。1984年発行。渋谷を舞台にした1960年代初期の若者たちの話。わたしよりもひと世代上)
- 半藤一利著『日本のいちばん長い日』(半分くらいでやや息切れぎみ)
- 大石あきこ著『維新ぎらい』(出たとき一気読みしたので、今度は抜書きしながら読む)
- 今村夏子著『こちらあみ子』(映画の原作。あみ子のキャラクターは映画の主演の女の子が頭に浮かんでしまう。原作もおもしろかった)
- つげ義春著『つげ義春とぼく』(平成4年6月に発行された本。電子書籍にあったのでひさしぶりに読んでみる。鄙びた温泉への旅・「夢日記」=リアルな夢の記録なので起承転結なし。小学校を卒業後、メッキ工場を転々としながらマンガを描き始めたころの話など。ごった煮で一冊の本にしたという感じ。しかし、どこをとってもつげ義春はつげ義春である、笑)
(このなかの何冊かは別に1項目を使って整理してみたいとおもっています)
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つげ義春のイラストをもう少し(『つげ義春とぼく』のなかの「旅の絵本」から。
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8月21日(日)。
熊谷で弟夫婦と『徳寿庵』で飲む。
弟の奥さん・サッちゃん(わたしより7歳くらい下)が映画『エルヴィス』にはまり、もう7、8回見ているという(弟の話)。はまるとテッテーテキに彫りにいくタイプ。
以前の記憶では、トム・クルーズ、韓国ドラマ(ウォンビンという俳優に会うために、なんどかウォンビン仲間と韓国旅行している)、そしてエルヴィス(他にもあったかもしれないが、全部は記憶していない)。
きょうはエルヴィスの話をしようとおもっていたら、他のロックにも急速に詳しくなっていて、サッちゃんの方から、ザ・バンドからエイミー・ワインハウスの話まで出た。
Netflixに「ザ・バンド」のドキュメンタリー映画が出ていておもしろいよ、と紹介されたので、帰宅してひと寝入りしてから見た。たしかに知らないことも多くて、おもしろかった。
弟夫婦を蓼科旅行へ誘ったら、ふたりとも「行く」という。
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休日は好きだけど、怠け者の地が出てしまう。妻から「きみは3日間全然外に出てないよ、いっしょに買い物にいこう」と誘われても、暑い外に出たくない。
そういえば、孫たちが1日泊まりにきたが、わたしも孫たちも外に出なかった。双子は沖縄へいってきたばかりで、この週末は2泊でキャンプにいくのだ、という。「おとうちゃん」が外出派なのだ。
妻の「本を買ってやるから」という誘いを、
双子のひとりが「少しウチでゆっくりしたい」とおとなのようなことをいって断り、YouTubeでマンガ(のようなもの)を見ていた。
と、いうような怠惰な1週間でした。オワリ。