かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

蓼科高原の旅行(小津安二郎の「無藝荘」〜 車山・霧ヶ峰高原のドライブ)=10月1日→10月2日。


小津安二郎の「無藝荘」。




10月1日(土)、快晴。
つるひめさんの「蓼科」のブログを拝見していたら小津安二郎が、映画の脚本を書くため別荘として使っていた「無藝荘」の話が出てきたので、行ってみたくなった。


ブログに掲載されている蓼科周辺の景色もきれいなので、いい空気を吸いにいってみたい。



つるひめさんのブログ↓
https://tsuruhime-beat.hatenablog.com/entry/2022/08/13/204415






飲み会で弟夫婦に声をかけたら「行く」というので、わたしたち夫婦と4人で、10月1日から蓼科1泊旅行へ出かけた。


なにしろひとまかせで計画や予定を立てない4人なので、行く前はもちろん、旅行中もつるひめさんにメールして、行く場所のガイドを求めた。







圏央道「日高IC」→中央道→「諏訪南IC」というルート。あとはナビにお任せ。


聖光寺(しょうこうじ)というお寺が「無藝荘」の近くにあるようなので、まずはそこを目指したら、先に「無藝荘」が目にはいった。


この旅行で一番の目的地が(わたしにとっては)、最初の立ち寄り場所になった。


さっそく小津安二郎の世界」へはいる。


展示品のほか、映像も流れていた。


野田高梧(共同シナリオ・ライター)と小津安二郎は、ここ「無藝荘」で、一升瓶のお酒を次々あけながら、着想を練った。


時間ばかりたっても脚本ができてこないので、映画会社はヤキモキしたはずだが、すでにふたりは『晩春』麦秋東京物語など、世界的な名作を発表して実績があった。


「無藝荘」で書かれた作品(シナリオ)を列記すると、、、

[基本は、松竹映画のシナリオ]


囲炉裏の火が燃えている。ここで小津安二郎野田高梧は、お酒を飲んでいた。


「無藝荘」の近くに野田高梧の家があったので、野田の奥さんやお嬢さんも、酒宴のお手伝いにきていたのだろう、とはだいたい想像がつく(笑)。


野田高梧のお嬢さんは、小津安二郎の身近にいる若い女性なので、現代女性の言葉遣いなどの参考にしていた、と、その日モニターから流れていた映像で説明していた。


「無藝荘」にいた案内人(?)がすごく感じよくて「見たい映画があればかけますよ」といってくれたが、映画1本まるごと見ている時間がないので、「またゆっくり来ます」と丁重に返事する。




去りがたく、しばらく話しこむ。




囲炉裏のそばで写真を撮りませんか、といってくれたので、わたしは小津安二郎がよく飲んでいたという一升瓶をかかえ、弟はおちょこで飲むポーズをしながら訪問の記録を残した。




弟と記念写真(左が弟)。







聖光寺。


蓼科湖。


白樺湖


車山高原。




宿は、「蓼科高原グランドホテル大滝」。


夜、食事後、缶チューハイを飲みながら、義妹のさっちゃんと遅くまでロックや小津安二郎のことを話す。






10月2日(日)、快晴。
朝風呂にはいって、食事し、9時から「日曜討論」に大石あきこさんが出ていたので、出発ぎりぎりまで見る。


この日のコースは、蓼科高原イングリッシュガーデン → 北八ヶ岳ロープウェイ → 帰路。




蓼科高原イングリッシュガーデン。


花は質素だったが、庭園内を散歩する。


北八ヶ岳のロープウェイから。


北八ヶ岳の山頂付近①。


北八ヶ岳山頂付近②


帰路「佐久南IC」へ向かう途中「立科町」の道路脇にあった樹齢1500年の「神代杉(じんだいすぎ)」。