かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

秋の散歩① 〜『練馬区羽沢、50年前のアパート跡地さがし』(10月22日)〜『新宿御苑を歩く』(10月26日)。


新宿御苑




10月22日(土)。
池袋駅から地下鉄線「新桜台駅」で降り、練馬区羽沢へいく。


先日、「トキワ荘マンガミュージアム」へいったとき、隣の江古田駅は結婚して最初に住んだところだね、という話が出た。


あれから50年近い歳月が経っている‥‥。


「行ってみようか」(妻)
「しかし、もうあんな古アパートはないだろ」(わたし)
「なくてもいいよ。跡がどんなふうになっているか見てみたい」(妻)


しかし、その日は、江古田駅から15分くらい歩いた段階で、バテた。残り 15分くらいある。


むかしは、江古田駅から20〜25分くらいの道を、往復毎日歩いたわけだけど、いまのわたしたちには、そんな体力はない。お互い歳とったなあ、とため息が出る。


トキワ荘マンガミュージアム」へ行くのにも歩いたしな、別な日にあらためて挑戦してみよう、ということになる。自分たちで体力のなさを慰めている。


当時はなかった地下鉄の「新桜台駅」が途中にあったので、そこから地下鉄に乗って川越へ帰った。



そのときの再挑戦の日がきょう(10月22日)。


江古田駅からでは遠いので、はじめから地下鉄線「新桜台駅」で降りる。


記憶をさぐりながらアパートのあった場所らしきところへ向かう。


「こんなに道がひろかったっけ?」(妻)
「どうも違うような気がする」(わたし)


そんな試行錯誤しながら、なんとかわたしたちが住んだ「昭和のアパート・上野荘」(6畳ひと間、風呂なし)の跡地らしき場所を見つけた。




昭和のアパート。このイラストがわたしたちの最初の住処(すみか)に似ている。わたしたちの部屋は、2階左手奥だった。




新しい家が何軒か建っていて、当時の面影などまったくなかったが、裏に中学校があったことを思い出した。


そしてその中学校が、そっくりいまも残っていた。


練馬区立開進第四中学校 」(東京都練馬区羽沢3−24–1)。




来た道をもどらず、当時の散歩コースであった「城北公園」の方へ向かう。しかし、やっぱり途中でバテて、バスに乗る。


バスでは「氷川台駅」下車のつもりが、1つ2つ手前の「氷川台福祉園」というバス停で降りてしまい、またもや知らない道を(通行人に道を聞きながら)、トコトコ歩くことに。しかし、ちょっとした旅行気分。


わたしは暑くなって、Tシャツになる。


途中で「そば屋」さんを見つけた。ビールでひと息いれる。


そば屋さんに「氷川台」駅までの道を聞いたら、まだ意外に遠かった。







10月26日(水)。
新宿3丁目の「シネマート新宿」へ、韓国映画『窓辺のテーブル 彼女たちの選択』(キム・ジョングァン監督)を見にいく。


おもしろそうな映画だったのに睡魔に勝てず、何度か目を醒ましてまた寝て‥‥を繰り返していたら、あっけなく終わりになってしまった。


まっすぐ帰るのはくやしいので、新宿御苑にいってみる。


ひさしぶり。天気がいいので入口付近は混んでいたが、なかは広いので、少し歩くとひとは気にならなくなった。


新宿御苑」といえば、国会で118回嘘ついた虚言大魔王・安倍晋三が、桜を見る会を開いて有名になったところだ。


しかし、穢らわしいので、極力そのことは思い出さないようにする(笑)。


時々日陰のベンチで休憩しながら、園内をひとまわりする。







閉園30分前になると、日が少し陰って、寒くなってきたので、脱いでいた半袖ジャンパーを着る。