2月15日㈬。
「イオンシネマ板橋」へジェームズ・キャメロン監督の『タイタニック』を見にいく。
公開(1997年)のとき見て、豪華な映像と主人公ふたり(レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット)の魅力にすっかり降参してしまった。ハリウッド映画の底力のようなものを感じた。
今回は、「25周年3Dリマスター」として2週間限定の公開。200円の3Dメガネを購入して、見た。
2012年の再上映予告編。
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25周年特別映像。
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結論からいえば、25年前と同じ感動を味わえた。タイタニック号の豪華なセット、沈没していくときの乗客たちの甲板を滑り落ちるシーンの迫力。目を放せない。
どこをどう撮影しているのか?
当時舞台裏の仕掛けも見たような記憶があるけれど、そんなことは忘れて目の前の次々起こる映像に陶酔する。
「いやあ、映画ってほんとにおもしろいもんですね」って、水野晴郎の口真似をしたくなる(笑)。
レオナルド・ディカプリオの笑顔の美しさ。この貧しくとも、まっすぐ生きようとする青年の姿(役柄)も、むかし共感したひとつ。
ケイト・ウィンスレットは、まとった衣服がはちきれそうな豊満な軀をした女優。『タイタニック』を見て以来、彼女の出る映画を見るようになった。
出演作は何本か見ているけれど、とくに『愛を読むひと』(2008年)が、印象に残っている。中年以降の作品も、とても魅力的な役を演じている。
そのふたりが若く溌剌としていて、身分やお金のあるなしを超えて命がけで愛しあう。もうこれは応援するしかない(笑)。
3時間を超える長時間も、長いとは思わなかった。ただ、じわじわトイレが限界になってきて、エンディングの字幕は、最後まで見ていられなかった。
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帰り「日高屋」で、遅いお昼。日本酒とホッピーを飲みながら『小津安二郎 人と仕事』(Kindle版)の下巻を読む。
小津が亡くなった(1963年=昭和38年)ころの、出演俳優や裏方や映画評論家の文や談話などが、上下巻で雑多に集められている。
昭和30年代の映画界の空気が感じられておもしろい。