渡辺白泉がこの句を詠んだのは1939(昭和14)年。
1939年は、どんな時代だったか?
「俳句の教科書」(写真も同サイトから)では、次のように説明している。
1938年にヨーロッパで世界大戦が始まりますが、まだ日本は対岸の火事であった時でもあります。
(略)
そして当時の日本は戦争に対して、少しずつ準備をしていく時期でもありました。つまり、いつ戦争が大きくなってもおかしくはない土台ができていたことになります。
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「戦争が廊下の奥に立ってゐた」
忍び寄る「戦争」の不気味さを白泉は、詠んでいる。
いま、防衛費は、ろくに審議もされないまま43兆円へ膨れあがった。沖縄の南西諸島へはミサイルが配備され、日米合同の軍事訓練がおこなわれている。
それでもまだ、わたしたちは「廊下の奥」に無関心のまま‥‥?。
選挙は、国民の意志を示すチャンス!
「憲法改正」「軍備拡大」「原発推進」を主張する政党(=立候補者)に「NO!!」を突きつけませんか。
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「戦争の始まる日」〜安持成美(with 森本れいこ)。18分59秒。
(追記)森本れいこさんは、2011年にシリアに住んでいたので、シリア内戦のはじまりを現地で体験している。その日もいつものような日常のはじまりだったという。あとはご本人の話を----。