かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

映画『Back to Black エイミーのすべて』を見る。

 

 

11月23日㈯。
Sさんの運転で、「ウニクス南古谷」へ、サム・テイラー=ジョンソン監督の『Back to Black エイミーのすべて』を見にいく(11時05分上映開始)。




www.youtube.com

 

 

2011年7月、27歳の若さで早逝した稀代の歌姫エイミー・ワインハウス。“21世紀を代表するアーティストの1人”と世界的に称賛された彼女が、カムデン・タウンで過ごしたアーティスト初期からアルバム「バック・トゥ・ブ ラック」を発表してグラミー賞5部門受賞という栄誉に輝き、 一躍世界的大スターの地位を獲得するまでの物語。感情むき出しの歌詞に、独特のけだるいハスキーボイスで本能のままに歌い続けたエイミーが、天賦の才能に恵まれながらも私生活では 波乱に満ちた愛に苦悩する姿を描き、知られざる素顔に迫る。 (略)

 


(公式サイトより)

https://btb-movie.com

 


はじめてエイミー・ワインハウスの映像を見たときの強烈な姿が焼きついている。歌ったのが「リハブ」。アルコール依存症に苦しむ自分の心情を、剥き出しに歌った曲。


27歳で突然亡くなったときも、おどろいた。


やっぱり原因は急激なアルコールの摂取?


以前『AMY エイミー』(2015年)というドキュメンタリー映画を見たことがある。

 

最後のシーン⋯。バンドのイントロがはじまっても、エイミーは歌をはじめない。魂が抜けてしまったように、舞台にすわり、観客の方を見て笑っている。痛ましかった。


映画『Back to Black エイミーのすべて』は最期までは描かない。

 

名声や人気よりも、好きな男性に耽溺するエイミーの姿を追う。


しかも、その男性が周囲から見て、エイミーにふさわしいとおもえない相手でも、そんなことは、彼女にとって知ったこっちゃない。好きで好きで、自分が抑えられない(あくまで映画が描くエイミーの姿だが)。


エイミーは、よくのびるハスキーな声で、その心情を歌う。


 伝記映画としても、音楽映画としても楽しめた。

 

帰りのクルマは、さっそく彼女の歌をかける。

 

 

www.youtube.com

 

「Back to Black」の和訳です。

後悔する隙すらくれない彼
相変わらず キープの女のところで
あそこを濡れたままにしてた
わたしなら大丈夫よ 頭も上げてるわ
涙も乾いた
男なんてもういらない


あんたが戻るのは馴染みの場所
あっという間に わたしたちの関係を振り切ったわね
わたしが歩くのは一寸先は闇な道
運も尽きたみたい
暗闇に戻ることにするわ


さよならも口先だけで終わり
わたしは数え切れないほど死んだの
あんたはあの女のところへ
そしてわたしは戻っていくの


わたしたち二人へと


心から愛してるわ
でもそれじゃ足りない
あんたが好きなのはコカイン わたしはマリファナ
人生ってパイプみたいよね
その中をくるくる回ってるコインはわたしそのもの


さよならもあっさりしたものね
わたしは数え切れないほど死んだのに
あんたはあの女のところへ
そしてわたしは戻っていくの


この別れは無情過ぎないかしら
わたしは数え切れないほど死んだのよ
あんたはあの女のところへ
そしてわたしは戻っていくの


暗闇へと ブラックな闇へと
わたしは帰るわ
戻ることにするわ


さよならも虚しいものね
わたしは死ぬような思いを何度もしたのに
あんたはあの女の元へ戻っていく
わたしも戻るわ


口先だけの別れ
わたしは数え切れないほど死んだのよ
それでもあんたはあの女の元へ
そしてわたしは暗闇へと帰っていくの

 

 

(サクさんのサイトから拝借しました)

https://ameblo.jp/daruma-korokoro/entry-12122471066.html