11月28日㈭。晴れ。
家にいると運動不足になるので、近所へ散歩に出た。
心臓が原因(薬を飲んでる)なのか、長い距離を歩くと息がハアハアするので、体調と相談しながら、いつでも引き返せるように歩く。
いちばんはじめは、近くの「熊野神社」。ここへはよく来る。陽のあたるベンチで、本を読むのにはちょうどいい。
川本三郎氏の『遠い声 浜辺のパラソル』(紙の本)を読む。
電子書籍が出ていない。紙の本はふやしたくないので、ひさしぶり図書館にリクエストして、借りた。川本三郎氏の掌編小説集。
新たに書き下ろしたものではなく、単行本未収録のものなどを1冊に集めたものだ。川本三郎氏は、映画や文学の評論家なので、創作集はめずらしい。
遠い記憶を呼びおこすような、さびしくて懐かしい掌編が並んでいる。心象小説といってもいいかもしれない。
話の舞台は東京のどこどこと具体的(主にむかしの「東・東京」)。わたしも一時期「東京ひとり歩き」をしていたので(川本さんのマネだけど)、場所のイメージが浮かびやすい。
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「熊野神社」から、ちょくで自宅へ帰るかどうか迷ったが、体調がよさそうなので、もう少し足をのばすことにする。
川越駅方面を途中でそれて、「浅間神社(せんげんじんじゃ)」→「仙波小学校」→「仙波 氷川神社」と歩く。
わたしの家の付近は住宅街の端の方で、散歩コースとして、あまりおもしろいところではない。道路や神社の境内に色づいた黄葉を見ながら引き返した。
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仙波小学校
仙波氷川神社