3月10日㈪。
「週刊ポスト2025年3月21日号」に、「もしかしたら山本太郎は『本物』なのか?」という記事が出ている。
本文前のリード文を写すと、
昨年10月の衆院選で議席3倍増となる9人を当選させたばかりか、その後も支持を拡大している山本太郎・代表率いる「れいわ新選組」。産経新聞が2月下旬に行なった世論調査では30代の政党支持率は14・4%と、11・2%の自民党をも上回った。「ひとり牛歩」など国会での奇抜な行動ゆえに“イロモノ”と見られてきたれいわ新選組に、一体何がおきているのか。ノンフィクション作家・広野真嗣氏がレポートする。
「不況のときは減税し、景気が加熱したときは増税で間引く。これは経済学の基本の『基』。30年の経済的な落ち込みを底上げするには消費税を廃止し、大胆に財政出動するのはあたりまえ」
山本太郎代表は全国の街宣や「おしゃべり会」で、こうした「経済学の基本の『基』」を訴えてきたが、「山本太郎→イロモノ→信用できない」で、国民になかなか浸透していかなかった。
政府やテレビ・新聞は「そんなことをすれば財政が破綻する」、「将来の子どもにツケをまわすな」という意見が強かった。
「あいつのいうことはバカげてる。消費税を廃止したら、社会保障の財源はどうするんだ!」(という国民の声も⋯)。
山本太郎代表とは真逆で、「維新の会」がいう「身を切る改革」は、すんなりと受け入れられ、支持者が急増していったのに⋯。
しかし今、自民・公明と「立憲民主党」以外の野党は、規模の大小はあれ「消費税減税」を選挙の政策にかかげるようになった(つぶさに見たら問題はあるが「共闘」を重視すれば)。
森永卓郎氏は、「日本人8000万人が財務省の「緊縮財政論」に洗脳されている」と著書『ザイム真理教』で、財務省・政府・メディアが一体になった「嘘」を告発している。
森永卓郎氏の主張は、「れいわ新選組」の「積極財政」と呼応するところが多い。
『ザイム真理教』を読んで、山本太郎代表が一貫して主張してきたことが「本当かも?」と思った人も多いはずだ。
教育研究者の西郷みな子氏(37歳。次回参院京都選挙区にれいわ公認で出馬)は、
「時代が太郎さんに追いついてきた」
と、記事の取材に答えている。
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「週刊ポスト」は最後に、
「『山本人気だけ』の限界」を懸念し、今後の課題としている。
しかし、いまはすでに「れいわ新選組」は、山本太郎代表の「個人商店」ではない。
この記事を書いたノンフィクション作家・広野真嗣氏の認識は古い、とおもう。
山本太郎代表に共鳴し、集まってきた議員たちは、「山本太郎不在」の衆議院でも活発に「れいわ」独自の主張を展開している。
この記事、「まとめ」がショボいのが残念。
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「れいわ」の仲間が増えて、「愛の手」も活発になった(笑)。(「ウォンバット・チャンネル」さんの動画を拡散させていただきます)