
1月22日(木曜日)。晴れ。
セキネ夫妻、弟夫婦、わたしたち六人で、「日暮里駅JR北口改札」集合。
6人で、この数年クルマの「1泊旅行」に2度出かけている。
セキネさんより「3回目はどう?」といわれていたけれど、わたしが運転には目の具合が不安なのと、弟も運転が自分一人では心配だ、というのでなかなか決まらない。
ドライブ旅行はともかくとして一度集合しようという話になった。
セキネ氏がSさんに、
「◯◯が亡くなった。我々の歳になると、急に誰が欠けるかわからないから会うだけでも会っておこう」といっていたらしい。
谷中霊園を六人で散歩。Sさんの昔勤めていた会社の同僚が装飾品のお店をやっているので立ち寄る。みんなでコーヒーをご馳走になった。
徳川慶喜の墓や、幸田露伴の小説の舞台になっている「五重塔」跡など見て、日暮里駅の東口にある中華屋さん(店名の漢字が読めない)にいく。
Sさんが友人たちの集まりでよく使う、お気に入りの店だった。
12時30分から約2時間とりとめもなくしゃべる。セキネ夫妻と弟夫婦は、会うのは3度目だけれど、相性がいいのか、そうとは思えないほど馴染んでいた。
でも、話の内容はよく覚えていない。さっちゃん(弟の妻君)がいれば、多分エルビスの話は出たはずだ。
弟から「山本(太郎)さん、大変だね」といわれたが、話し出すと長くなるので、「衆院選、頼むよ」とだけ答えた。
二次会は近くのカラオケのお店へいく。歌うのはほとんどお酒を飲まない弟ひとり。
兄のひいき目でなくて、弟の声は野太くて柔らかい。
ふと思い出したことがある。さっちゃんに、
「むかしカラオケでね、エルビスの【ブルー・ハワイ】を歌うと上手い知人がいたんだ。すごく声量があってね、ほんとエルビスみたいだった。もう亡くなっちゃったけどね──カズちゃん(弟)も声量があるから、この曲を練習して歌えば、自宅にエルビスがいるみたいで、さっちゃん最高じゃないか」
といったら、さっちゃんは弟の顔を見てから、わたしを見て、「うぇっ」と吐くような顔をしてみせた。
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エルビス・プレスリー「ブルー・ハワイ」。