かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

ロックの日(6月9日)の雑談(ストーンズとビートルズ、不良はどっち?)。

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左からビル・ワイマンミック・ジャガーチャーリー・ワッツブライアン・ジョーンズキース・リチャーズ



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ジョージ・ハリスンポール・マッカートニー、ピート・ベスト、ジョン・レノン




6月9日ののんちさんのブログで、「ねえ、今日はロック(6・9)の日やん。」という記事があって、のんちさんの読者さんたちが、それぞれ自分の好きな曲をコメントであげていて、たのしくあとから拝見しました。

のんちさんのブログ
https://nonchi1010.hatenablog.com/entry/2019/06/09/162553


わたしは、その日マンションのリフォームの仕上げで、来客や娘家族、息子など次々きていて、パソコンやタブレットをひらくよゆうがなく、翌日(6月10日)のんちさんのブログを拝見してから、コメントしました。


以下のとおりです(のんちさん、コメントの転載よろしくお願いします)。

のんちさんへのコメントの転載(少し追記・訂正してあります)。


6月8日の深夜から6月9日(6・9)の早朝、リフォームの手伝いにきていた来客と朝方までお酒を飲みながらロックについてああだこうだと話していました。


そのなかで、来客が、


ローリング・ストーンズは不良で、ビートルズは優等生だったから」


というので、それは逆だろうとわたしがいいました。


ビートルズはデビュー以前の、ドイツのハンブルグへの遠征時代、ストリップが目当てでやってくる船員たちを相手に、何時間もぶっ続けで演奏していた。


彼らは小さな音では誰も音楽を聴いてくれないので、どんどんヴォリュームを大きくして床を足で踏みならして、ロックンロールを爆音で演奏した。


さらには、ステージで飛んだり跳ねたりしながら、客たちの気をひこうとした(ビートルズは、デビュー後は、演奏中にこういう派手なアクションは一切しなくなりますが)。


ジョン・レノンは、「ハイル・ヒトラー」と叫んで、ナチス式敬礼を真似、ドイツ人を挑発したともいう。


お酒やタバコ、食事も演奏しながらとった。


ビートルズは、乱暴に鍛えられ、彼らのサウンドはどんどん野卑でたくましくなっていった。客同士の乱闘に、ビートルズが巻き込まれることもあった。


一方、、、


ストーンズのメンバーは、ブルースの愛好家。彼らは黒人のブルースを深く敬愛していた。


ロンドンには、アメリカの黒人が生んだブルースを愛好していたひとが集まるライブ・ハウスがあり、ミック・ジャガーキース・リチャーズはそこに頻繁に出入りしていた。そこで、彼らが憧れていたのが、天才的なギタリスト、ブライアン・ジョーンズ


その後、彼ら3人は、ブライアン・ジョーンズを中心にバンドを組み、ローリング・ストーンズの母体が結成される。


彼らは、つまり音楽的には狭いけれど恵まれた環境のなかにいて、ビートルズのように乱暴に観客を挑発するような演奏をする必要もなく、むしろ同好の士のなかで純粋にブルースを追求していく。聴き手は、音楽的にはエリートたちだった、ともいえる。


ここには、やがてエリック・クラプトンやミック・テイラーのような優れたギタリストもやってきて、ロンドンのブルース音楽は拡大していく。


そういう成り立ちを考えると、ビートルズが優等生だというのはへんだし、ローリング・ストーンズが、不良の音楽というのは、なんかおかしいぞ、たぶんそれはビートルズに対抗してストーンズを販売促進しようとしたストーンズ・サイドの営業的な戦略からきているんじゃないか。


そんな話をして、「6・9の日」の早朝を迎えました。バックにはローリング・ストーンズの初期のカバー曲を流したりしながら・・・。


(あらためてブログに転載したのは、あとで自分で検索しやすいのと、コメント欄だとどうしても長くなるのをハショルので(十分長いという意見もありそうだけど、笑)、もう少し追記しておきたいとおもいました。)



ストーンズの初期リーダー、ブライアン・ジョーンズは、とりわけブルースの信奉者で、これだけすばらしいブルースの名曲が過去にあるのだから、オリジナル曲をやる必要はない、という考えでいたようです。


しかし、当時のマネージャー、アンドリュー・ルーグ・オールダムは、ビートルズがオリジナル曲で莫大な収益をあげていることに注目して、ストーンズのミックとキースにオリジナルをつくることを働きかけていく。


アンドリュー・ルーグ・オールダムは、ビートルズのマネージャー、ブライアン・エプスタインの下で宣伝係をやっていたひと。


つねにビートルズの成り行きに注目していた。


ブライアン・エプスタインは、ビートルズからできるだけワイルド性を薄めようとした。そのまま売り出したのでは、野蛮で売れないとおもっていた。


1960年代初期(1960〜1962)、イギリスのポップス界は、清潔でかわいいアイドル歌手が主流でした。


当時エプスタインは、ビートルズに次のような要望書にサインさせている。


●だらだら即興演奏を続けないこと。
●はじめた演奏を途中でやめないこと。
●演奏中、ものを食べたり、タバコを吸ったりしないこと。
●観客を侮辱しないこと。


とか、もっとあったとおもうけど、どれもまるで子供への注意書きみたいでおもしろい。逆にいえば、こういうことをビートルズは、デビュー前はあたりまえにやっていた、ということだろう。


ストーンズのマネージャーになったアンドリュー・ルーグ・オールダムは、このエプスタインの売り出し方法を逆手にとる。


ビートルズ的な販売戦略は、イギリスの若いバンドがどんどんそれに続いている。いまさらストーンズがそのあとを追っていってもしかたがない。


そこで、オールダムは、ビートルズは優等生バンド。ストーンズは調教されない不良バンドだ、というイメージ宣伝をする。


そのためか、ストーンズは、最初イギリスのグループのアメリカ攻略に一歩遅れる。


しかし、最初のバンドたちがビートルズをのぞいてだんだん勢いが衰えるなかで、もともとの音楽的な実力もあって、めきめき頭角をあらわしていく。


オールダムストーンズ宣伝作戦はみごとに成功して、「ビートルズ=優等生、ローリング・ストーンズ=不良」という、いまでもそう信じているひとの多い分類ができあがる。


そんなことを、来客とストーンズの初期のカバーを次々かけながら話していたんですけど、これをコメント欄に書くと長すぎるので、一部をのんちさんのコメントに書かせていただきました。



わたしが、ロックの日(6・9)に選んだのは、ストーンズハウリン・ウルフをカバーした「リトル・レッド・ルースター」。


のんちさんのコメントでは、ローリング・ストーンズのライヴにエリック・クラプトンがゲスト主演したときのライヴをあげておきましたので、こちらではごく初期のライヴと、ストーンズが敬愛するハウリン・ウルフのオリジナル曲をあげておきます。


聴いてくださるとうれしいです。




Little Red Rooster - Rolling Stones live Ed Sullivan Show 1965.




Howlin' Wolf - Little Red Rooster ( Chess )

石井裕也監督『町田くんの世界』を見る(6月8日)。

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6月8日、土曜日。


早起きして「イオンシネマ板橋」へ。午前8時50分上映スタート、石井裕也監督の『町田くんの世界』を見にいく。




映画『町田くんの世界』本予告【HD】2019年6月7日(金)公開



舟を編む」「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」の石井裕也監督が、「別冊マーガレット」に連載され、第20回手塚治虫文化賞で新生賞を受賞した安藤ゆきの同名コミックを実写映画化。


運動も勉強も苦手で、見た目も地味で、何も取り柄がなさそうに見える町田くんには、人を愛することにかけてズバ抜けた才能があった。困った人のことは絶対に見逃さず、接した人々の心を癒し、世界を変えてしまう不思議な力をもつ町田くん。しかし、そんな彼の前に現れた女の子・猪原さんは、これまでの人々とは違っていた。




(「映画.com」より)
https://eiga.com/movie/90602/


石井裕也監督の、辞書を編纂する話『舟を編む』はおもしろかったし、詩を原作にして映画化した『夜空はいつでも最高密度の青色だ』は、新鮮だった。


とくに『夜空はいつでも・・・』は、池松壮亮石橋静河の共演で、この作品から石橋静河のファンになった。


その石井裕也監督作品で、脇をわたしの好きな俳優、佐藤浩市池松壮亮が固める。


となれば、青春映画でも、おもしろい作品かもしれない、と期待。


しかし、池松壮亮の役どころはおもしろくないし、佐藤浩市にいたっては、ちょっと顔をみせる「友情出演」という感じで拍子抜け。


なにより主演の男の子の演技がわざとらしく不自然でたまらなくいや。監督のミス・キャストなのか、これが狙いのキャラクターなのかわからないけど、わたしには苦手な演技もしくは演出。


善意で困っているひとを見ると助けないではいられない、というキャラクターも主演の演技がわざとらしくてだいなし。


その青年がみんなから疎んじられている女子高生に恋をして、みんな平等ではなく、ひとりの子だけにとくべつな愛情をそそぐことでいいのかと悩む、という展開もなんだかうざったくて、どうでもいい(笑)。


石井裕也監督は、この素材のどこに興味をもったのだろう?


わたしがおもしろかったのは、皮肉屋の女子高生を演じた前田敦子。彼女の端々に飛び出す醒めたセリフで笑わせてもらった。


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前田敦子(中央)演じるいじわるキャラがたのしかったけれど、、、



お昼は川越で食べることになっていたので、そのまま東武東上線に乗って川越へ向かう。

田中亮監督『コンフィデンスマンJP』を見る(6月3日)。

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6月3日、月曜日。


イオンシネマ板橋」で、11時30分より、長澤まさみ主演の劇場版『コンフィデンスJP』を見る。




『コンフィデンスマンJP ーロマンス編ー』 予告②【5月17日(金)公開】



長澤まさみ東出昌大小日向文世が共演した人気テレビドラマ「コンフィデンスマンJP」の劇場版。天才的な知能を持つが詰めの甘いダー子と、彼女に振り回されてばかりのお人よしなボクちゃん、百戦錬磨のベテラン詐欺師のリチャードの3人の信用詐欺師は、香港マフィアの女帝ラン・リウが持つと言われる伝説のパープルダイヤを狙い、香港へ飛ぶ。


(「映画.com」より)
https://eiga.com/movie/89944/


テレビ・ドラマの劇場版。テレビのほうは、録画してもらって1、2本見た。劇場版を見るほどかな、っておもいながら時間がちょうどよかったので見る。


長澤まさみ東出昌大小日向文世のレギュラー陣のほかに、竹内結子が香港マフィアの女ボス、ラン・リウを演じる。


謎は謎をよび、仕掛けは失敗したかとおもいきや、逆転に逆転で思わぬ方向へ。


美しい長澤まさみの七変化を追いながら、話の展開を見ていけば、たのしめる。


テレビのこの番組を好きなひとならおもしろく見られるのでは。



帰りは、日高屋へ寄る。担々麺とホッピーでお昼。