かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

『フランケンシュタイン』の結末はいかに・・・。

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映画「フランケンシュタインの花嫁」。




時間がないので、簡潔に書きます。どうもダラダラ書く癖があるので(笑)。


まずは、原作の結末。


「人造人間」(「彼」を作ったフランケンシュタイン博士は、「悪魔」とよんでいます)は、博士に、自分に伴侶を与えてくれるようにたのみます。そうすれば、もう人間への復讐をやめるし、人間の住む世界から姿を消す。


でも、フランケン博士は、これ以上「悪魔」をふやすわけにはいかない。もし、伴侶を与えて、その子供ができて・・・なんて想像すると、絶対、その願望をかなえてやるわけにはいかない。


ということで、伴侶の製作をやめてしまう。「人造人間」は、博士に復讐する。博士の親友を殺害し、彼の愛する婚約者も殺してしまう。


博士は、「人造人間」を殺そうと彼の後を追いますが、病に倒れ急死。


彼を海で救い、話をきいた船の船長さんは、フランケン博士の意思を引き継いで(おそらく)北極だったかな、「人造人間」が逃げるあとを追っていくところで終わりです。



博士のつくった「人造人間」のキャラクターが映画などで人気になり、いろいろ原作とはちがう物語がつくられているようです。


映画「フランケンシュタインの花嫁」(1935年)というのがありますが、まだ見ていません。映画の紹介文を読むと、この作品では、女性の人造人間が登場するようです。


一度DVDで確認しなきゃ。



Bride of Frankenstein - She's Alive!
フランケンシュタインの花嫁」の1シーン。




これで、わたしのフランケンシュタインの話は、ひとまず終わりますけど、映画など見たら、また続編を書くかもしれません。

えっ、ビートルズの新しい映画だって?

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スタジオでの打ち合わせシーン。



「未公開映像をもとにした新たなビートルズ映画の製作が発表!」


http://trc.universal-music.co.jp/t?r=AAAFbGFkJN8quxcppBlqHEBIi96ZFrgtBXiGEQ


こんなニュースがはいってきました。なんと、またもやビートルズの未公開映像が発見されたのか、とおどろいて文面を読むと、、、

新たに製作される映画は、1969年1月2日から1月31日の間にスタジオで撮影されたビートルズの約55時間に亘る未公開映像を基にしたものになる。


なんだ、つまりは、映画『レット・イット・ビー』のために、スタジオで撮影されながら、映画につかわれなかった映像を、再構築して作品化しようというもの、ということではないか。


ではがっかりか、というとそうではない。


映画『レット・イット・ビー』は、いまだに公式でビデオ化もDVD化されていない幻の映画。ファンは、この映画の公式発売をずっと待っている。


そして、映画『レット・イット・ビー』が公式発売されるときは、撮影の未公開映像がたくさん付録でつくのではないか、という「うわさ」はずっとあったのだ。


これは、どうやらその未公開映像から、本腰をいれて、1本独立した作品をつくろう、という話ではないか。


映画『レット・イット・ビー』は、ビルの屋上でおこなわれたミニ・コンサートで終わる。


これはビートルズが公衆の前でやった最後のライヴだから(1969年。予告なしのフリー・コンサート)、貴重なのはもちろんだ。


けれど、じつはそのシーン以上に、わたしは映画公開のときには、ビートルズが、できかけの曲をギター・コードの説明からはじめて、完成させていくスタジオの映像に、いちばん興奮した。


ビートルズの曲づくりの過程が映像で見られるなんて、これまでの劇映画にはない感動だった。


この映画『レット・イット・ビー』は、メンバーが解散へ向かう「仲たがい」のシーンが映像に刻まれているので悲しい、というひともいるけれど、リアルタイムで見たときは、そうおもわなかった。あとになって、そういう目でみるからそう見えるのではないだろうか。


バンドが曲を完成させていくのに、多少の口論があったり、意見がくいちがうシーンがあっても、それが分裂を象徴するシーンだなんて、いちいち結びつけて考えるだろうか。


わたしは、公開当時(1970年)、映画『レット・イット・ビー』を悲しい目で見たことはない。ワクワクしながら有楽町の「スバル座」に通って、入れ替えのない当時、1日2回か3回見て、興奮して帰った。



新作映画を監督するピーター・ジャクソンいわく。

「55時間分の未公開映像と、140時間分の音源を使わせてもらうことができるので、この映画をビートルズ・ファンが長らく夢見ていた “現場に立ち会う”という究極の映像体験にしようと思っている。つまりタイム・マシーンに乗って1969年に戻り、スタジオで4人が素晴らしい音楽を作っている現場に居合わせるような体験だ」


監督の言葉どうりの作品になれば、それはすばらしい映像体験だ!



映画『レット・イット・ビー』のために撮りためた、55時間の未公開映像が残っているなら、ビートルズが、いろいろな楽曲を、練習し、完成させていくシーンを生々しい映像で見られるのではないか、という期待が高まる。


海賊盤で聴くと、ビートルズはこの「ゲット・バック・セッション」といわれる時期に、たくさんの曲を演奏している。それを映像つきで見られるのではないか? 


事実そうなら、すごいことだ!


しかし、実際のところ、どれだけきちんとした映像が残っているのだろう?


あまり期待値のハードルをあげすぎると、あとでがっかりするかもしれない(笑)。だから、少し冷静になって、これからのニュースを待つことにしよう。


それから、ニュースの詳細を読んでいくと、どうやらこんどこそ、映画『レット・イット・ビー』も公式にDVDやブルーレイで発表になるようだ。


来年、映画『レット・イット・ビー』は、劇場公開から50年になる。





ザ・ビートルズ - レット・イット・ビー
映画のなかで「レット・イット・ビー」が歌われたシーン(完全版ではない)。



The Beatles - Don't Let Me Down
ビートルズ最後のライヴ。



2 of us fast
映画「レット・イット・ビー」のワン・シーン。この公式音源とはちがうロック・ヴァージョンの「Two of Us」が大好きで、ギターを弾きながら友人とコーラスをやったっけ(笑)。ポールがエルヴィスをまねながらジョンとたのしそうにデュエットしている。映像がよくないが、映画が公式発表になれば、きれいな映像で見られる。

二宮健監督『チワワちゃん』を見る(2月4日)。

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2月4日、月曜日。


茶店で2時間近く『フランケンシュタイン』を読んだ後、公園通りにある「渋谷ヒューマックスシネマ」で、二宮健監督の『チワワちゃん』を見る。



1/18(金)公開 映画『チワワちゃん』予告編



原作(コミック)の舞台は、1990年代。まだバブルの余波が残っているのだろうか、若者たちはディスコにみんなで集まって、飲んで踊ってsexして、若さを満喫している。


映画は、舞台を現代に置き変えている。


となると現代の若者も、こんなバブル時期のように派手に遊んでいるのだろうか、ってちょっと疑問にもおもう。いまの若者は、もっと貧しいのではないか、って。


でもお金って、もっているひとはたくさんもっているのかもしれないし。


わたしは、こういう華やかな青春時代をすごしたことがないので、そのあたりがよくわからない。なにかめずらしいものを見るようにして、見てしまった。



遊び仲間のチワワちゃんが、バラバラ死体になって東京湾で発見された。チワワちゃんは、可愛くて遊びが派手で、小柄な女の子だった。



遊び仲間のミキ(門脇麦)は、チワワちゃんが殺されてから、あらためて、チワワちゃんってどんな子だったか・・・あのころの遊び仲間に聞いて歩く。


はじめのころの思い出。


ディスコにいる客のカバンに600万円はいっている、と店のひとにこっそり聞いて、いきなりそのカバンを奪って逃げたのは、チワワちゃんだった。その600万円でみんなして3日間遊びまくって、全部使い果たした。


みんな、それぞれチワワちゃんとの思い出がある。


いっとき恋人の関係だったり、sexだけの関係だったり、お金を貸したまま返してもらえなかった関係だったり、彼となれなれしくするので「横面を張り飛ばした」関係だったり、そこまで親しくないけど、一度セクシーな交渉をもった程度の関係だったり、、、。


結局、チワワちゃんってどんな女の子だったのだろう?


みんなで集まらなくなってからのチワワちゃんの足取りをたどってみると、、、


モデルとしてけっこう華やかな暮らしをしていたようでもあり、宿なしになって、むかしの仲間のところを泊まり歩いて、お金を借りまくっていたようでもあり、結局みんなの話はテンデンバラバラで、はっきりしない。みんな、チワワちゃんの本名も知らなかった。


チワワちゃんが、バラバラにされて捨てられていた、という東京湾にみんなで集まった。そして、みんなで海に花束を投げて、それからお酒を酌み交わして、チワワちゃんを追悼した。



岡崎京子の原作(コミック)は、これで3作映画化されている。


最初が蜷川実花監督、沢尻エリカ主演の『ヘルタースケルター』(2012年)。蜷川監督の特徴で、赤を強調した極彩色の映像が眩しかった。


次いで、行定勲(ゆきさだ・いさお)監督、二階堂ふみ主演『リバーズ・エッジ』(2018年)。90年代の高校生の尖った交流関係が描かれて、おもしろかった。わたしは、二階堂ふみが見たくて、見にいった映画。


そして、今回の『チワワちゃん』。


年齢的には、『リバーズ・エッジ』の高校生たちが、卒業してからの話ってことになるけれど、殺伐としていた『リバーズ・エッジ』に比べると、こちらの青春は享楽的で、それほど共通性は感じられない。


共通しているのは、どの作品もとんがっている。ロック的な感覚といってもいい。


『チワワちゃん』の二宮健監督は、27歳だという。これからどんな作品を撮るのだろう?



帰りは、センター街の「テング酒場」で、ホッピーと麻婆豆腐定食。『フランケンシュタイン』の続きを読む。