かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

外苑のいちょう並木通りへ

なかなか遠出できない恨みからか、この数日、近場の紅葉スポット、行けるところをあちこち歩いています。都心では、永田町、皇居の周辺もきれいに黄色く染まっています。そして、、、ここ外苑も、都内では有名な紅葉の名所。広い道路両面に立ち並ぶいちょう…

尾崎一雄の作品について

tougyouさん、尾崎一雄の作品系列って、おおざっぱに3つくらいに分かれそうです。1つは、奥さんをモデルにした「芳兵衛もの」ですね。彼が芥川賞をとったのが「暢気眼鏡」ですが、これがすでに奥さんとの話です。 ■奥さんをモデルにした芳兵衛もの 主人公…

紅葉3連発(笑)〜秋の石神井公園へ

終わってしまう秋を惜しむように、あちこち紅葉を求めてさまよっています(笑)。今日は、夕方から練馬へ出る用ができたので、その前に石神井公園へいってみました。練馬インターを出て、地図を見ながら無事たどりつきましたが、恐れていたとおり、駐車場が…

東京ドームの隣にある小石川後楽園へ

25日の朝、有楽町線飯田橋駅から10分、途中コンビニで発泡酒とサンドイッチを買い、小石川後楽園へ紅葉を見にいってきました。本当は、元気とお金があれば、鎌倉であるとか、高尾山であるとか、遠出をしたいところですが、グッとスケールを縮小して、ここに…

秋の日比谷公園

晴れて気持ちがよかったので、仕事のあいまに、日比谷公園へよってみました。ぶらぶら、30分くらい公園を歩くとこんな黄色く染まった木を見つけました。1970年、有楽町スバル座で公開されたばかりの映画「レット・イット・ビー」を見てから、友人たちと、夜…

ボブ・ディラン、フォークからロックへ〜60年代のディラン

■この文は、ringoさんの「リンゴ日記」へのトラックバックとして書きます【注】[]内は、すべてringoさんの引用です。 ディランは、最初フォークシンガーとして出てきて、人気も上がったのですが、いつの間にか自分以外の大きな力というか、ファンやマスコミ…

ポップな日本映画を2本見てきました

飯田橋ギンレイ・ホール。ネット発信のベスト・セラー本として話題になった「電話男」の映画版と、予備知識全然なしの「フライ、ダディ、フライ」を見てきました。■「電車男」(2005年 監督:村上正典) 主演:山田隆之、中谷美紀、国仲涼子 女性に全く縁の…

読むと癒される、童話のような小説〜瀬尾まいこ「幸福な食卓」

瀬尾まいこの小説のキーワードは、主人公(おおくは女性)が発する「へ?」と記される「コトバ」ではないか、とおもいます。これは、彼女の小説を読んだ方なら、「はいはい」ってなっとくしてくださるかもしれませんが、まだ読んでない方には、なんのことか…

[訪問]秋の「湯島聖堂」を訪ねました

お茶の水駅から3、4分のところにある湯島聖堂を、久々に訪問。日曜日でもここを訪ねるひとはそれほど多くないようです。聖堂のなかは、うっそうとした木々に囲まれていますが、期待していた紅葉には出会えませんでした。でも、平日は閉ざされている奥の大…

ジュネ・プリンセス!!〜hanikamikkoさんのお部屋訪問

hanikamikkoさん、はじめてまして。美しい白いバラを拝見させていただきました。いつも、「ビートルズ探検隊」仲間=ringoさんのお部屋のコメントに接しているためか、はじめての気がしませんが(笑)。これはトラックバックのテストとして、アップいたしまし…

「バングラデッシュ・コンサート」再見!!

映画「バングラデッシュのコンサート」を見に、ぼくが当時上映された有楽町スバル座に通いつめたのは、1972年だったでしょうか。ジョージ・ハリスンとリンゴ・スターの共演、レコードではすでに前からファンだったのに、演奏シーンを見たことなかったボブ・…

成瀬巳喜男監督作品の異色作「乱れる」

この映画、去年池袋の新文芸座の成瀬巳喜男監督特集で見て、かなりおどろきました。作品じたいもよかったのですが、ラスト・シーンが成瀬巳喜男監督らしくなかったからです。今回、ビデオで見ても、見たあとはこの衝撃に意識をとらわれました。通常の成瀬巳…

実在の家族を描いたねじめ正一の「熊谷突撃商店」

ぼくは、熊谷真美さん、松田美由紀さん姉妹のことを何も知りません。松田美由紀さんの夫=松田優作さんの映画もほとんど見たことがなく、ただ1本、森田芳光監督が撮った夏目漱石「それから」は、ほとんど映画化不可能とおもわれるような原作を見事にビジュア…

恐ろしくて楽しい「地獄」への旅〜石井輝男監督作品「地獄」を見る

池袋の新文芸座へ石井輝男監督特集を見にいく。今日が特集の最終日だ。そして、今回の特集でもっとも見たかった、比較的晩年の作品「地獄」(1999年)がやっと見られる。ロード・ショーのときから見たい、と思っていながら見そびれ、その後なかなか上映日と…

再読、太宰治「グッドバイ」(新潮文庫)

戦後の太宰治短編集です。太宰治は、この「グッドバイ」を未完のまま残して、玉川上水で自殺してしまうのです。小説「グッドバイ」は、妻子を田舎から呼び寄せ、そろそろ東京で落ち着いた「家族生活」をしようとおもった男が、過去の女性遍歴をきれいに清算…

タイシホさん(広瀬孝志氏)の個展を見学

「ビートルズ探検隊」のメンバー、タイシホさんの個展(木版画)を見に、足利へ行ってきました。春日部でringoさんと合流。長い列車のなかでは、ずっと「バングラデッシュのコンサート」の話。今回のDVDには、ボーナス映像が追加されていて、出演者たちのコ…

ウッディ・アレン監督「さよなら、さよならハリウッド」とウルグアイ映画「ウイスキー」

10月29日に、飯田橋の佳作座で、アメリカ映画「さよなら、さよならハリウッド」とウルグアイ映画「ウイスキー」を見てきました。感想は、わたしのコンディションの問題もあって、1勝1敗(笑)。■「さよなら、さよならハリウッド」(2002年アメリカ映画)「…