2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧
旅先で知り合った若い娘や、昔のテキ屋仲間の未亡人と寅次郎が繰り広げる騒動を描くシリーズ二十八作目。 (「goo映画」解説から) 寅さんは、テキ屋の兄弟分(小沢昭一 )が病いにかかったため、見舞いにいく。そこで、兄弟分から、おもいがけないことを頼…
米ソの対立が激しくなり、核戦争の恐怖が現実味を帯びているころに公開された。つくりは、東宝の特撮SF映画で、硬いものではないが、テーマは架空のものとはおもえなかった。 12歳のぼくは、もし第三次世界大戦が起こり、核戦争になったら、という子どもな…
日曜日はいつも夜から仕事に出ているが、今週は「ビートルズ探険隊のオフ会」へ出るため、土曜日に仕事をして、日曜日を休みに変更した。 ★ 「探険隊」の最近の情報もお聞きしたかったので、管理人のringo星さんと、少し早めに会う。上野で軽く飲んだ*1。 開…
結論からいうと、ちょっとガッカリの<志賀直哉「痴情」レビュー>でした。 「小説の神様」で近寄りがたい存在かとおもっていたけど、志賀直哉が書いた、中年の浮気小説を読んだら、志賀直哉も普通の男だとわかった・・・なんて、中学生の、できの悪い読書感…
[rakuten:book:13022709:image] 詳しく書く時間がないけど、おもしろかった。 想像力を刺激する怪談話は、むかしから好きで、最近あまり読まなくなったのを後悔しはじめている。ここにあげられている作品でも、これから読んでみようとおもう。 取り上げてい…
「卒業までの1年間でブタを飼育し、最後にはみんなで食べたいと思います」 ショッキングな提案に、クラスは当惑する・・・新任の若い先生(妻夫木聡)は、それで「命の勉強をします」と、いうのだが・・・ ブタを食べることが残酷だ、ということを訴えたい、…
10月17日は、午前から目黒の寺回りをしようとおもっていた。それが、午前中ぐずぐず極貧荘にいるうちに時間ばかり経ってしまった。 予定変更して、赤羽の立呑み「いこい」へ行く。午後1時過ぎについて、1時間ほど飲む。ちょっと酔って、赤羽から埼京線で、1…
1990年代のあるとき、天から降ってきたように、この曲がラジオから流れてきて、しばらく耳から離れなくなりました。 漫然と聴いていたので、歌手の名前もタイトルもわかりません。 ただ曲のなかで「ラヴィン・ユー」という歌詞が印象的になんども出てくるの…
しつこいけど(笑)、レッド・ツェッペリンはビートルズと同じくぼくにとっては、特別なロック・バンドだ。この4人のプレイヤーが一体になった躍動感は、他に比べるものがない。 レッド・ツェッペリンは、ハード・ロック・バンドであって、そうでない。それ…
もう31年も経つんだ、この映画が公開されてから。 寅さんは元気で、大原麗子はほんとうにきれいだった。大原麗子が亡くなって、思い出した映画は、ぼくの場合この作品だった。女優として彼女が出演する作品を、他にほとんど見ていないことに気づく。 1978年…
原作は、太宰治の有名な短編小説。放蕩無頼の夫を、献身的に支える妻の姿が描かれる。もとが短いので、原作には登場しない人物も用意し、ストーリーも書き足して、1本の映画にしている。 太宰の好きな<奉仕の愛><無償の愛>がテーマだろうか。 ビートルズ…
アントニオーニ監督の『欲望』(1966年)は、むかし何度か見ている。それは次のシーンを見るためだった。 60年代のロンドンを、写真家の青年(デイヴィッド・ヘミングス)が歩き回る。 ポップ・アートが華やかだった60年代のロンドンが、主人公の目を通して…
以前石井輝男監督の『地獄』をブログに書いたとき、tougyouさんは、こんなコメントをくださいました。 beatleさん、中川信夫の『地獄』を観ました。寺山修司も、フェリーニも、パゾリーニも参ったと云いそうな、いい意味で丹波哲郎の映画に通じるものを感じ…
tougyouさんの紹介を見て、見ました。「めちゃくちゃですが面白いです」とtougyouさんが書かれていますが、同感です(笑)。 製作者に意識があるかどうかわかりませんが、ショーン・コネリーを中心に、7人のつわものを集めるところなど、これは『七人の侍』…
雨も風もだんだんすごくなってきたので、お客さんを中目黒から市川真間(いちかわまま)へ送った帰り、そのまま高速に乗って、極貧荘へ帰宅しました。傘をさしていても、肩から、足から、ぬれてくるようなひどいどしゃぶりの雨でした。 ぬれた下着を着替えま…
待望の是枝裕和監督の最新作。 10月4日(日曜日)、渋谷のシネマライズで、朝9時20分からの上映を見てきました。 川越から7時30分くらいの急行に乗り、和光市乗換えで、はじめて副都心線の渋谷行きに乗りましたが、和光市で来たのが各駅停車、再び途中で急行…
ヴェルヌの『地底旅行』に骨格だけを借りて、それに縛られることなく、自由に作り変え、新しい冒険ファンタジーにしている。 登場人物は、若い博士と子どもと美人と、3人だけ。この登場人物の贅肉をそぎ落とした潔さがいい。 地球の中心にもぐる理由は、ヴェ…
わたしが生まれる3年前の映画なんだなあ、とおもう。もうそんなに古い映画なんだ・・・。 これまでにも少なくとも2回は見てるし、その時々はそれなりにおもしろく見ているのだろうけど、どうもあまりに調子のいい解決に、ぼくのなかでは一向に記憶に刻みこま…
かつて勝新太郎が演じて絶大な支持を受け、北野武監督・主演作も高い評価を得た「座頭市」。この国民的キャラクターを男性から女性へと変更するなど大胆に脚色し、新たなエンターテイメントとして進化させた作品。孤独に生きる盲目の女・市が風変わりな浪人…