かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

溝口健二監督の2本

■『新平家物語』(1955)[DVD] 溝口作品としては珍しいカラー作品。平安京が美しいセットで再現され、道を牛車がのしのしとあるいていく。まさに平安絵巻を見るような豪華さです。平清盛(市川雷蔵)の父忠盛(大矢市次郎)は、朝廷の命を受けて海賊征伐を果…

2006年『フジロック・フェスティバル』

「ビートルズ探検隊」のRICK4001さんの提供で、今年の夏のロック祭典『フジロック・フェスティバル』を見ることができました。夏からこのラインアップは気になっていましたが、富士まで行くのはなかなか実現がむずかしいので、指をくわえておりました。今週…

ビートルズの『LOVE』がまもなく発売!

さて、ビートルズの楽曲を解体して、さらに再構成したというビートルズ名義のニュー・アルバム、どんなしあがりになるのだろう?ジョージ・マーチンと息子のジャイルズがミックスし、リンゴもポールもオリヴィアもヨーコも公認ということだから、つまらない…

立ち飲み屋「たきおか」から「蒲田ジンギス」へ

友人たちと待ち合わせ予定が17時だったので、「仏像展」を見てから、16時少し前、アメヨコへ向かい、立ち飲み屋「たきおか」で、黒ホッピーを2杯。あとで、友人たちと飲むので、これ以上飲むとあぶないのだ!(笑)。 連絡をとりあって、品川で17時40分、T…

上野の国立博物館「一木彫の仏像展」

上野へ出て、14時から国立博物館で一木彫(いちぼくちょう)の仏像展を観る。おもったのは、お寺と、こういう博物館で仏像を見る印象の違い。一堂に会した仏像は圧巻で、寺ではあまり見れない後姿まで近くから見られるのは都合がいいが、寺の石段を登って、…

増村保造監督の2本

朝9時45分より、池袋の「新文芸座」で、増村保造監督の映画「でんきくらげ」と「しびれくらげ」を見る。見る前に全然予備知識がなかったが、ギンレイのアメリカ恋愛映画よりも、タイトルの妖しいこちらの方がおもしろそうなので(笑)。 2本とも渥美マリと川…

10月27日…長い1日でした(笑)

面倒なので、日記形式の文体で失礼します。今日は、朝から盛りだくさんの1日でした。

ジョージ・ハリスンのこと

【注】:taishihoさんのブログへのコメントとして…… taishihoさん、jinkan_mizuhoさん、ぼくもまた『リヴィング・イン・ザ・マティリアル・ワールド』を最近よく聴いています。お二人のコメントで、新たにジョージ体験をされていることを知って、とてもうれ…

いざ鎌倉へ!(笑)

先日は鎌倉へいくつもりが、上野の立ち飲み屋に変更になりましたが、今度はちゃんと行ってきました(笑)。 ■10月20日金曜日 10時頃JR渋谷駅から湘南新宿ラインで鎌倉へ。いままでは東京から横須賀線で行っていたので、このコースでいくのははじめて。乗換え…

旧古河庭園と「名主の滝公園」

仕事あけ、薔薇が盛りだというので、「旧古河庭園」へいく。南北線の西ヶ原で下車。本郷通りを駒込方面へ6、7分歩くと、開園の9時ちょうどに「旧古河庭園」に着いた。 薔薇は離れて見るときれいだったが、近くで見るとやや最盛期は過ぎているようだった。薔…

ジャノー・シュワーク監督『ある日どこかで』(1980年)

以前tougyouさんがご紹介してくださった作品ですが、やっとレンタル・ビデオで見ることができました。 【注】:tougyouさんのブログはこちらへ 70年の時間の壁を乗り超えて「永遠の恋人」を探しにいく、ファンタジーの要素がまじった恋愛映画。 舞台は1980年…

昭和記念公園のコスモス

義姉夫妻と昭和記念公園へいってきました。コスモス祭りのさなか、ということで園内は混んでいました。一昨年は黄葉の季節にいきましたが、今年も少し黄葉しかけている木もありました。秋も深まりつつあるのですね。天候に恵まれ、広い園内を散歩しながらコ…

次は、時間がなくてアップできなかったギンレイ・ホールの4本を一挙に!(笑)。

クリスチャン・カリオン監督『戦場のアリア』 2005年:フランス・ドイツ・イギリス合作映画 出演:ダイアン・クルーガー、ギョーム・カネ、ダニエル・ブリュール 1914年、第一次世界大戦中のクリスマス・イヴ。フランス北部の最前線のノーマンズ・ランドでド…

牧原辰著『雪国の手まりうた 良寛』〜貞心尼との出会い

【写真】:良寛と貞心尼の出会いの像 少年向けに書かれた「講談社火の鳥伝記文庫」の1冊。先の『ジョン・レノン 世界を変えた声』と同じシリーズです。出雲崎(いずもざき)の名主である橘屋(たちばやな)の長男として生まれながら、今でいう町長のような…

またもや上野の立飲み屋へ行く

昨日のこと。仕事あけに、また会社の同僚と朝の7時上野の立飲み屋「たきおか」へいく。7時から10時まで、黒ホッピーを4杯、煮込み、まぐろ刺身、焼き鳥などで朝から乾杯。午後から予定があったのに、誘惑に勝てない。 【写真】:立ち飲み屋「たきおか」。朝…

ポール・グリーングラス監督『ユナイテッド93』

2001年9月11日の同時多発テロを映画化した作品。2機が貿易センタービルに相次いで激突、3機目は国防総省へ墜落、そして4機目は……それがこの映画で描かれています。映画は、相次ぐハイジャックの情報に混乱する「管制塔」と、ハイジャックされた「ユナイテ…

アレクサンドル・ソクーロフ監督『太陽』

ロシアの監督が昭和天皇を真正面から描いた作品。海外で話題になりながら、日本公開が危ぶまれていたようです。日本では制作できない禁断の素材に、配給会社がおそるおそる様子を見ていたからでしょうか。しかし『太陽』は海外の評判が上々で、8月ついに日本…

夏目漱石の「スウィフトと厭世文学」

文学評論 (講談社学術文庫)作者: 夏目漱石出版社/メーカー: 講談社発売日: 1994/11/01メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る 最近、『ガリバー旅行記』を読んだ関連からスウィフトについて書かれた本を2冊読みました。夏目漱石の『…

淡路和子著『ジョン・レノン 世界を変えた歌声』

講談社火の鳥文庫 ビートルズの最新ニュースを無料で配信している「ビートピア」などの編集者で知られる淡路和子さんが少年向けに書いたジョン・レノンの伝記。淡路さんは、河出の「文藝読本」の音楽分野なども担当されていて、そちらの文章も拝見しておりま…