「ポール・マッカートニー写真展」(撮影可。写真は会場から拝借しました)
9月12日㈭。炎暑。
カズエさん(Sさんの奥さん)と六本木の『ポール・マッカートニー写真展』へいく。
妻もわたしも、六本木のようなキラキラした場所は少し眩しすぎる。
山手線の「代々木駅」で地下鉄大江戸線に乗り換えて「六本木」へいく。
地下鉄大江戸線「六本木駅」のエスカレーターを昇り、地上に出ると、ワーッと暑さが襲ってくる。
早く着いたのでカズエさんを待つ間涼しいところへ避難したいけれど、喫茶店にはいるにも、時間が半端だった。
Sさん(夫)は、ポール写真展ではなく、「出光美術館」へ絵を見にいって、後で合流することになっている。
S奥さん(カズエさん)と無事に会う。
カズエさんと会うのは、去年の千葉県の旅行以来だ。
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若きビートルズ(1963〜1964年)を、ポール・マッカートニーが撮影した写真展。
スタッフが撮ったのか、ポール自身の写真もあった。
カズエさんは、わたしとほぼ同じ時期(1964年夏)からのビートルズ・ファン。映画『ヤア! ヤア! ヤア!』を見て、日本武道館で「ビートルズ来日公演」を体験している。
入口をはいると、15歳にもどったカズエさんが、いう。
「私が出会ったころのビートルズがいるわ」(笑)。
右上の女性は、シンシア・レノン
追加:シンシア・レノン。
ジョン・レノン、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター、そして展示されている大半の写真を撮ったポール・マッカートニーがいた。
このころの4人は、想像をはるかに超えた成功を、素直によろこんでいる。しかし、それから1年も経つと、よろこびに陰りがさし、成功に疑問をもつようになる。ビートルズは、歩みのテンポが早い。
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わたしがカズエさんを知ったのは、カズエさんがSさんと結婚する少し前くらい。
「すごいビートルズ・ファンの娘(こ)がいる」と、Sさんから聞かされていたが、まもなく本人と会った。
カズエさんとわたしはビートルズの話に熱中した。
Sさんとカズエさんは結婚する。
それから約50年……。お互いの家へ泊まったり、いっしょに旅行へ行ったり、わたしの妻も含めて、断続的に長い交流が続いている。
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カズエさんは、ビートルズのなかでも、ポール・マッカートニーのファンだった。1枚1枚食い入るように見ている。
長くかかりそうだ。
妻とわたしは、先に出て、52階の窓から、東京の風景を眺めていた。
近くに東京タワーがあり、その向こうに東京湾が見える。
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カズエさんが出てくるのを待って、地下鉄日比谷線で上野へ出る。上野駅で、Sさんと待ち合わせ。
「花の舞」という居酒屋へはいる。注文がスマホから、という煩わしさをのぞけば、3時間ゆっくり話せて、飲めた。
妻が、「泥酔→転倒→入院」……そして退院してからのわたしの生活をSさん夫妻に説明する。
念願の「隠遁生活」にわたしは入ったが、妻は、小さな会社でいまも「週に4日」働いている。
カズエさんが「◯◯さん(わたしこと)は、△△さん(妻のこと)にオンブにダッコね」というと、調子にのった妻が、
「そうそう、オンブにダッコに肩車(笑)」といった。
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1964年2月23日「エド・サリバン・ショー」から「ツイスト・アンド・シャウト」。わたしはこの曲でビートルズを知った。
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