かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

読書

松村雄策著『僕の樹には誰もいない』を読む。(追記、松村雄策と小林信彦のビートルズ論争について)

みほーさんから、ブログのコメントで「松村さんの本が出ましたね」と教えてもらった。で、さっそくAmazonから取り寄せて読む(Kindle版がなく、久しぶりメガネをして紙の本で)。 雑誌「ロッキングオン」に連載したものなので、半分以上は読んだ記憶がある。…

ブレイディみかこ著『ワールドサイドをほっつき歩け』からの抜き書き。

★ ブレイディみかこ著『ワイルドをほっつき歩け』のなかに、イギリスでも新自由主義が進んで、国民が医療制度の問題で苦しんでいる‥‥そんな話が出てくる。 「緊縮財政」で、政府が国民におカネを出さない。そのしわよせが、医療制度にも反映されている。 以…

「昭和のアパート」に迷い込んだ犬(『犬がいた季節』を読んで思い出したこと)。

わたしが出会った犬は、こんなにハンサムではなかったかも(フリー素材を拝借)。 伊吹有喜著『犬がいた季節』。 はじめに、つるひめさんが紹介してくれて、次にそれを読んだよんばばさんが、感想をブログにアップしてくれた。 tsuruhime-beat.hatenablog.co…

『自民党の改憲草案で憲法はどう変わる?』

増補版 赤ペンチェック 自民党憲法改正草案作者:伊藤 真大月書店Amazonこれは以前わたしが読んだ本。 お盆休みにむかしの知人から「●●ちゃんは、憲法改正をどうおもってる? ぼくはどちらかというと賛成なんだけど」というメールをもらって、びっくりした。 …

ブレイディみかこ著『僕はイエローでホワイトで、ちょっとブルー①②』を読む。

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)作者:ブレイディみかこ新潮社Amazon ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2作者:ブレイディ みかこ新潮社Amazon おもしろいので、①と②を続けて読んだ。 アイルランド人の夫と結婚したみかこ…

森井勇佑監督『こちらあみ子』 〜 鮫島浩著『朝日新聞政治部』(7月27日)。

映画『こちらあみ子』。 7月27日(水)、快晴。暑い。 久しぶり新宿駅東口の地下にある「ベルク」へ寄る。カレーとコーヒーのセット。 「新宿武蔵野館」は、新宿駅から地下を通って直通で行けるので、こういう暑い日は助かる。 水曜日は「サービスデイ」。映…

祝・つげ義春の新刊『つげ義春 名作原画とフランス紀行』。

じつはまだ参議院選挙中の話。 Rさんから、 「つげ義春の本が出たの知ってますか?」という連絡をもらった。 「何、知らない!!」 つげ義春の本は新しく出る、といっても、過去出たものを表紙を変えたりして、新しい本のように出版されることがある。わたし…

読書メモ:斉加尚代著『何が記者を殺すのか』。

何が記者を殺すのか 大阪発ドキュメンタリーの現場から (集英社新書)作者:斉加尚代集英社Amazon 斉加尚代(さいか・ひさよ)さんは、毎日放送のテレビ・ディレクター。最近公開されて話題を呼んだ映画『教育と愛国』の監督。 それ以前、斉加尚代氏は、2012年…

漱石山房記念館へいく(Tさんと)(6月18日)。

漱石山房記念館(新宿観光振興協会より拝借)。 6月18日土曜日。晴れ。 早稲田の「漱石山房記念館」で、Tさんと待ち合わせる。午後2時の集合より早く着いたら、先にTさんが来ていた。 漱石終焉の地に「漱石山房記念館」ができてから(2017年9月24日オープン…

佐高信著『反・憲法改正論」 〜 渡辺謙作監督『はい、泳げません』(6月11日)。

6月11日(土)。 妻と川越駅で待合わせ、「ウニクス南古谷」へ、渡辺謙作監督、長谷川博己(はせがわ・ひろき)主演『はい、泳げません』を見にいく。 少し早く着いたので、妻はショッピング・モールへ、わたしは映画館の近くのコーヒー・ショップでコーヒー…

橘川幸夫著『ロッキング・オンの時代』〜中川龍太郎監督『やがて海へと届く』(4月2日)。

4月2日(土)、晴れ。「池袋HUMAXシネマズ」へ、中川龍太郎監督、岸井ゆきの・浜辺美波主演の『やがて海へと届く』を見にいく。 早めに着いたので、近くの「ルノアール」で、コーヒーとモーニングのトースト。 橘川幸夫著『ロッキング・オンの時代』の続き…

現実なら不道徳だけれど、小説なら許される。それが文学を読むたのしみかもしれない(山本文緒『眠れるラプンツェル』〜田山花袋『少女病』)

眠れるラプンツェル (角川文庫)作者:山本 文緒KADOKAWAAmazon 3月9日、水曜日。 「新宿武蔵野館」へ、『マヤの秘密』(ユバル・アドラー監督)と『愛なのに』(脚本:今泉力哉、監督:城定秀夫)を見にいく(ひさしぶりのダブルヘッダー)。 ★ 上映まで40分…

内田百閒「サラサーテの盤」と映画化された鈴木清順監督の映画『ツゴイネルワイゼン』。

12月16日(水)。 「イオンシネマ板橋」へ、松居大悟脚本・監督『ちょっと思い出しただけ』を見にいく(この映画の話は後日に)。 12時55分上映まで、「コメダ珈琲店」で、コーヒーとトーストの軽い昼食。1時間30分ほどタブレットで本を読む。 読んだのは、…

上原善広著『橋下徹研究』〜岸善幸監督、有村架純主演『前科者』(2月11日)。

2月11日(金)、晴れ。 はじめて「TOHOシネマららぽーと富士見」へ、岸善幸監督、有村架純主演の『前科者』を見にいく。 川越の家からクルマで30分くらいのところ。 早めに着いたのでチケットを発券して、妻とそれぞれに分け、いったん別れる。わたしは、空…

白井聡著『戦後政治を終わらせる 永続敗戦の、その先へ』②〜映画『ハウス・オブ・グッチ』(1月19日)。

映画『ハウス・オブ・グッチ』。左端はアル・パチーノ。ひさしぶりに見た。 1月19日(水)。 「イオンシネマ板橋」へリドリー・スコット監督の『ハウス・オブ・グッチ』を見にいく。 少しアパートを早く出て、「コメダ珈琲店」による。コーヒーとモーニング…

白井聡著『戦後政治を終わらせる』〜映画『クライ・マッチョ』(1月15日)。

1月15日(土)、晴れ。 「イオンシネマ板橋」へ、クリント・イーストウッド監督・主演の映画『クライ・マッチョ』を見にいく。 早めにアパートを出た。 「コメダ珈琲」で、大きいサイズのブラック・コーヒーとモーニング・セット。 白井聡著『戦後政治を終わ…

2021年の積み残し②・・・山本文緒『自転しながら好転する』〜韓国映画『雨とあなたの物語』(12月29日)

12月29日(水)、晴れ。 新宿三丁目の「シネマート新宿」へ、韓国映画『雨とあなたの物語』(チョ・ジンモ監督)を見にいく。2021年、最後に映画館で見る作品になりそう。 早く着いたので、隣りの「ルノアール」でコーヒーとモーニングセット。山本文緒の『…

北中正和著『ビートルズ』〜映画『パーフェクト・ケア』(12月18日)。

12月18日(土)、晴れ。 新宿ピカデリーへ、J.ブレイクソン監督、ロザムンド・バイク主演の『パーフェクト・ケア』を見にいく。 午前11時の上映まで時間があったので、靖国通りを挟んだ向かいの喫茶「ルノアール」でコーヒーとモーニングセット。 北中正和著…

山本文緒著『ブルーもしくはブルー』を読む。

ブルーもしくはブルー (角川文庫)作者:山本 文緒KADOKAWAAmazon Kindle版で読む。 蒼子は、高収入の都会的な男性・佐々木と、料理屋の板前さんで蒼子に結婚を申し込んできた河見と、どちらと結婚するか迷っていた。 河見から、郷里の福岡に帰るので一緒にき…

Tさんと会い、いっしょに「武者小路実篤記念館」へいく(10月27日)。

武者小路実篤記念館。 実篤公園。 見た映画を、忘れないうちにブログに書き残しておきたいのですが、それを日付順にやっていると、どんどん実際の日付と書く日付がかけ離れていくので、今回は順番を無視して、きのうのことを。 10月27日(水)、曇り。 「比…

川本三郎著『成瀬巳喜男 映画の面影』〜成瀬巳喜男監督『おかあさん』。

成瀬巳喜男監督『おかあさん』。左から香川京子、田中絹代。 川本三郎さんが書いた『成瀬巳喜男 映画の面影』が電子書籍になったので再読してみる。成瀬巳喜男はわたしのいちばん好きな映画監督だけれど、この監督の魅力を深堀りして教えてくれたのは、川本…

ジョージ・オーウェル『動物農場』とボブ・ディラン「マギー農場」。

1975年秋の「ローリング・サンダー・レヴュー」ライブでのディラン。顔を白く塗っている。あとでアップする1976年春のものとは装いがちがう。 ★ ひさしぶりにオーウェルの『動物農場』を読んでみる。この寓話小説はむかし英語の教科書に出ていたような気がす…

志賀直哉と奈良(以前に書いたものの焼き直し)。

1枚の古い写真(奈良・志賀直哉旧居を訪問した1枚)からなかなか気持ちが切り換えられず、奈良時代の志賀直哉を追想してしばしの時間を過ごしました。 ★ 東京から遠く、文壇の雑事から離れ、志賀直哉は、奈良の古美術や、時代を超えた美しい風物を日々楽しん…

映画『名も無い日』〜小説『麦本三歩の好きなもの』〜鶴ヶ島の「Izakaya たくと」(6月12日)。

日付が少し前へもどります。 6月12日(土)、晴れ。 朝、「イオンシネマ板橋」へ、日比遊一監督の『名も無い日』を見にいく。見にいった動機は、永瀬正敏とオダギリジョーの共演。 おもしろい組み合わせだとおもったのだが、、、 ★ www.youtube.com この映画…

映画『明日の食卓』〜浅田次郎の短編集『夕映え天使』(6月3日)。

6月3日(木)、晴れ。 午前、「イオンシネマ板橋」へ、瀬々敬久(ぜぜ・たかひさ)監督の『明日の食卓』を見にいく。 瀬々監督の作品は、『最低。』(2017年)、『楽園』(2019年)、『糸』(2020年)など見ているが、どれもどこか不満が残った。 前・後編に…

映画『くれなずめ』〜関川夏央著『「一九〇五年」の彼ら』(5月16日)

映画『くれなずめ』。 5月16日(日)、曇り。 「ユナイテッドシネマわかば」へ、松居大悟監督の『くれなずめ』を見にいく。 早めについたので、軽くご飯を食べてチケットを発券、いったんショッピング・モールのお店を見る妻と別れ、ベンチで本を読みながら…

孫たちの来襲と、矢島裕紀彦著『心を癒す 漱石の手紙』(4月24日)。

1週間前に散歩した川越水上公園。 4月24日(土)、晴れ。 娘夫婦と双子(7歳)が夕飯を食べにきた。外で食べる予定だったが、外食はいま制約が多いので、家へきてもらうことにした。 家にあったうどんと買ってきた餃子などで夕飯をすまし、ひとしきり経って…

村山由佳著『風よ あらしよ』〜上尾丸山公園の散歩(4月11日)

上尾、丸山公園。水辺のある風景。 4月11日(日)、晴れ。 映画を見にいこうかとおもっていたが、近くの映画館でやっている作品にもうひとつ気持ちが向かわなかったので、結局、午前・午後と、家でゴロゴロして、なんどか昼寝した。 昼寝のあいだに、村山由…

「雨降りだから『怪談』でも勉強しよう」(3月20日)。

散歩と雑学の達人、植草甚一さん。 3月20日(日)は、終日雨。 この日、どこへも出かけず、家で過ごした。DVDで映画を見、本を3冊くらい取っ替え引っ替えして読んだ。 ★ 1日中雨が降り続けるときに思い出すのは、植草甚一の『雨降りだからミステリーでも勉強し…

志賀直哉旧居(奈良)を舞台に書かれた小品「池の縁」。

志賀直哉「池の縁」に登場する志賀直哉旧居の池(のんちさんのブログ「2月の奈良を、テクテク歩く」から拝借しました)。 30代のころまでは何度か行った奈良の志賀直哉旧居。その後も行きたい行きたいとおもいながら、遠出をめんどくさがる性格もあって、行…