かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

映画

25年前に感動した映画『山の郵便配達』を、テレビの録画で見る。

(現在、「Amazonプライム・ビデオ」で見ることができます) 7月19日㈮。 フォ・ジェンチイ監督の中国映画『山の郵便配達』を、録画してあったので見た。 この映画を、わたしは25年前、岩波ホールで見ている。 感動したので、帰ってから、興奮して妻にも話…

白井聡・雨宮処凜の対談『失われた30年を取り戻す』〜受け身の若葉竜也がすばらしい映画『街の上で』(今泉力哉監督)。

6月13日㈭。 昼、妻は仕事。 自宅で、白井聡(しらい・さとし)と雨宮処凜(あまみや・かりん)の対談本『失われた30年を取り戻す〜嘲笑と冷笑だけが武器!?』(Kindle版)を読む。 「国体護持」という言葉は、いま死語のようになっているが、じつは日本は…

川本三郎著『東京は遠かった〜改めて読む松本清張』〜野村芳太郎監督の映画『鬼畜』(1978年公開)。

6月14日㈮。 娘家族と的場の「くら寿司」で、夕飯を食べる。退院してはじめての外食。 「生ビール1杯くらいなら」とおもって、パネルで注文を入力している娘に頼んだら、隣りにすわっている双子のひとり「ミーミー」にギロッとにらまれたので、取り消す。 …

苦い味の映画3本〜『ありふれた教室』『関心領域』『ミッシング』(2度目)。

5月22日㈬。 午前、練馬区役所へいき、印鑑証明4通。 練馬駅から池袋駅へ出て、ルミネの8Fにあるコーヒー・ショップで、映画の時間待ち。 1時間ほど、栗原康著『大杉栄伝 永遠のアナキズム』(Kindle版)を読む。 こちらはKindle版があるけど、先に読んだ同…

アパートの引っ越しと、さっちゃんのアイドルが再び「エルビス」にもどった話。

ミュージカル「エルビス・ストーリー」(マルタン・フォンテーヌのエルビス)。 http://cross-your-heart.sakura.ne.jp/in%20my%20life6.htm 「エルビス・ストーリー」の解説文。 ★ 少し日にちを前にもどします。 5月5日㈰。 アパート引っ越しの手伝いに、…

映画備忘録4本(『あまろっく』『青春18×2 君へと続く道』『湖の女たち』『ボブ・マーリー ONE LOVE』)。

4月26日㈮。 「イオンシネマ板橋」へ、中村和宏監督の『あまろっく』を見にいく。 通称「尼ロック」と呼ばれる「尼崎閘門(こうもん)」によって水害から守られている兵庫県尼崎市を舞台に、年齢も価値観もバラバラな家族が、さまざまな現実に立ち向かうなか…

映画『ジョン・レノン 失われた週末』を見る(5月10日)。

5月10日㈮。 川越を出て、「池袋シネマ・ロサ」へ。イブ・ブランドスタイン監督『ジョン・レノン 失われた週末』を見にいく。 早めに池袋へついたのに、油断して道に迷い、映画館へついたのは、上映時間ギリギリになってしまった。 ビートルズのジョン・レノ…

吉田恵輔監督『ミッシング』に圧倒される!!(5月17日)。

5月17日㈮。 映画を2本見た。 昼頃「川越駅」から埼京線にのって、1本目の駅「南古谷駅」下車。駅から、わたしの足で6〜7分くらい歩くと「ウニクス南古谷」へつく。 13時20分から大森立嗣監督『湖の女たち』を見る。 17時に仕事帰りの妻と合流。 同じ「ウ…

積み残し映画2本〜『四月になれば彼女は』『オッペンハイマー』。

4月3日㈬。 「イオンシネマ板橋」で、山田智和監督『四月になれば彼女は』を見る。 天気は雨模様。何か映画を見たいが、対象がはっきりしない。で、アパートから歩いていける「イオンシネマ板橋」で、『四月になれば彼女は』を選んだ。長澤まさみを見たいと…

映画で表現されたロックンロール(井上淳一監督『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』〜若松孝二監督『水のないプール』)+内田裕也のこと。

3月23日㈯。 「テアトル新宿」へ、井上淳一監督『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』を見にいく。 www.youtube.com 若松孝二監督が代表を務めた若松プロダクションの黎明期を描いた映画「止められるか、俺たちを」の続編で、若松監督が名古屋に作ったミ…

「川越スカラ座」で、無声映画2本見る(『戦艦ポチョムキン』『チャップリンの放浪者』)。

4月13日㈯。晴れ。 川越駅で妻と合流。中村屋でカレーの昼飯を食べる。 ロシアの無声映画『戦艦ポチョムキン』(1925年=大正14年公開)を、ネットで予約してあったので、整理券をもらいに「川越スカラ座」へいく。 整理券を予約できても、座席は自由席なの…

花見の記録〜tukaさんと散歩しながら「反戦」と「非戦」について考える。

吹上の土手。 3月17日㈯。 両親の墓参り。 弟夫婦、Tochan(とっちゃん。中学からの友人)と会うため熊谷へ向かう。途中吹上の土手で菜の花が咲いているだろうと思い、寄ってみる。土手沿い一面咲いていた。 熊谷の「徳樹庵」で、4時間ほど5人で飲む。Tocha…

映画『エリック・クラプトン ライヴ・イン・サンディエゴ 伝説の一夜』を見る(3月29日)。

3月29日㈮。 「シネ・リーブル池袋」へ、『エリック・クラプトン ライヴ・イン・サンディエゴ 伝説の一夜』を見にいく。 映画館のある8階に1時間くらい早く着いたので、同階の喫茶で、コーヒーを飲みながら、松下竜一著『ルイズ 父に貰いし名は』を読む。 ル…

ロック・ドラマーが集結!!〜映画『COUNT ME IN 魂のリズム』を見にいく(3月20日)。

3月20日㈬。 「新宿シネマカリテ」へ、マーク・ロー監督の『COUNT ME IN 魂のリズム』を見にいく。 www.youtube.com (略)レッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミス、クイーンのロジャー・テイラー、アイアン・メイデンのニコ・マクブレイン、ポリ…

リサ・コルテス監督の『リトル・リチャード アイ・アム・エヴリシング』を見にいく(3月2日)。

3月2日㈯。 「ヒューマントラストシネマ渋谷」へ、リサ・コルテス監督の『リトル・リチャード アイ・アム・エヴリシング』を見にいく。ひさしぶりの渋谷。若いひとが多くて、落ち着きどころがない感じ。映画を見たら、さっさと退散しようとおもいながら、明…

川本三郎著『「男はつらいよ」を旅する』〜三宅唱監督『夜明けのすべて』。

2月13日㈫。 「イオンシネマ板橋」へ、三宅唱監督の『夜明けのすべて』を見にいく。早めに出たので、駅前の「コメダ珈琲」で、1時間ほどモーニング・コーヒー・タイム。 以前紙の本で読んだ川本三郎著『「男がつらいよ」を旅する』が電子書籍化されたので、…

予告編には、歌の訳詞が出るのに、本編に出ないのはなぜ?(ボブ・マーリーの最新映画)〜少しだけ夏川草介著『始まりの木』について。

2月10日㈯。 「新宿シネマカリテ」へ、ステファン・ポール監督の『ボブ・マーリー ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ レゲエ・サンスプラッシュ』を見にいく。 ★ 早く新宿へ着いたので、最近定番になっている新宿駅構内の「カレー&コーヒー」ショップで、…

夏目漱石『それから』から感じたこと〜映画『コット、はじまりの夏』は、「反家族主義?」(2月2日)。

2月2日㈮。晴れ。 「新宿シネマカリテ」へ、コルム・バレード監督『コット、はじまりの夏』を見にいく。 ★ 早めに着いたので、新宿駅構内の「カレー&コーヒー」ショップで、1時間くらい読書。夏目漱石の『それから』(青空文庫)を読了。 10代後半に読んだ…

映画『女優は泣かない』〜雑司ケ谷霊園(夏目漱石、永井荷風の墓)を訪ねる=12月13日。

「雑司ヶ谷霊園」(写真は「イケブロ」さんのサイトから拝借)。 https://ikebro.tokyo/zoshigaya_reien/ 12月13日㈬。晴れ。 「池袋HUMAXシネマズ」へ、有働佳史監督の『女優は泣かない』を見にいく。 不祥事を起こした女優と、駆け出しの女性ディクレター…

映画『ヤジと民主主義』〜忘年会(泥酔!)

12月20日㈬。 「ポレポレ東中野」へ、山崎裕侍(やまざき・ゆうじ)監督のドキュメンタリー映画『ヤジと民主主義』を見にいく。 早めに着いたので、1階の喫茶室で、コーヒーを飲みながら、ブログで紹介されていた平野啓一郎著『空白を満たしなさい』を読む。…

塩田明彦監督『春画先生』を見る(10月18日)。

10月18日㈬。 池袋の「グランドシネマサンシャイン」へ、塩田明彦監督の映画『春画先生』を見にいく。 少し時間が早かったので、公園の日陰を探して、Kindle書籍リーダーで、奥田英朗の『コメンテーター ドクター伊良部』を読む。人気者、「トンデモ精神科医…

わたしのなかで、クッキリ感想が分かれた2つの映画〜『白鍵と黒鍵の間に』と『アンダーカレント』。

『アンダーカレント』。素晴らしい映画に出会えた! 10月8日㈰。 妻の運転で、「ウニクス南古谷」へ、冨永昌敬監督、池松壮亮主演の『白鍵と黒鍵の間に』を見にいく。 池松壮亮が1人2役で主演を務め、昭和末期の銀座を舞台に2人のジャズピアニストの運命が交…

酒と昼寝のゴールデンウィーク②〜藤井道人監督『ヴィレッジ』を見る(5月4日)。

5月4日㈭。 「ウニクス南古谷」へ、妻の運転で藤井道人監督の『ヴィレッジ』を見にいく。8時20分からの早い上映。 www.youtube.com プロデュースが『新聞記者』、『パンケーキを毒見する』、『妖怪の孫』の故河村光庸氏。河村氏が企画した最後の作品を、…

映画『雑魚どもよ、大志を抱け!』〜エリック・クラプトンのコンサート(4月21日)。

(ヤング・ギターの写真を拝借) 4月21日㈮。 午前、有楽町の「丸の内TOEI」で、足立紳監督の『雑魚どもよ、大志を抱け!』を見る。原作、監督とも足立紳。足立紳監督は、『喜劇 愛妻物語』以来、お気に入り。今回は、子供たちの物語。『スタンド・バイ・ミ…

『生誕120年 小津安二郎展』②〜『東京物語』を中心に。

『東京物語』。 4月11日㈫に見た「生誕120年 小津安二郎展」(神奈川近代文学館)の続き。 ★ 『麦秋』の次に製作されたのは、小津安二郎の代表作とされる『東京物語』(1953年公開)。 www.youtube.com 『東京物語』(1953年公開)。 出演: 笠智衆=父(平…

横浜の「神奈川近代文学館」へ「生誕120年 小津安二郎展」を見にいく①(4月11日)。

4月11日㈫。晴れ。 ひとり「みなとみらい線」に乗って、横浜の「神奈川近代文学館」へいく。「元町・中華街」駅下車。 以前一度来ているから少しは記憶に頼れるとおもったけれど、駅の出口を間違えたので、全然どっちへいったらいいかわからない。 犬を散歩…

是枝裕和監督『怪物』の予告編が公開されました!!!

監督:是枝裕和 脚本:坂元裕二 音楽:坂本龍一 出演:安藤サクラ、永山瑛太、高畑充希、田中裕子、角田晃広、二代目・中村獅童など。 (6月2日公開)。 www.youtube.com

映画『デヴィッド・ボウイ〜ムーンエイジ・デイドリーム』を見にいく(4月6日)。

4月6日㈬、晴れ。 池袋の「グランドシネマサンシャイン」へ、ブレッド・モーゲン監督の『デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム』を見にいく。 世界的ロックスター、デビッド・ボウイの人生と才能に焦点を当てたドキュメンタリー。 デビッド・ボ…

「戦争は外交の失敗」(坂本龍一氏)〜 イギリス映画『生きる Living』を見る(4月2日)。

やはた愛さんが、Twitterで坂本龍一氏の言葉を発信していた。 「戦争は外交の失敗と定義されている。攻めてきたらどうするんだという人がいるが攻められないようにするのが日々の外交の力。それを怠っておいて軍備増強するのは本末転倒ですね」(坂本龍一氏…

竹中直人監督『零落』を見る(3月26日)。

3月26日㈰。雨。 妻の運転で、「ウニクス南古谷」へ、竹中直人監督の『零落』を見にいく。午前9時からの早い回。眠くなるのが心配だがーー。 「ソラニン」「おやすみプンプン」などで知られる漫画家・浅野いにおが漫画家の残酷なまでの業を描いた同名コミッ…