2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧
昨日から、雨が降ってなければ、早朝仕事がおわったらひとりで鎌倉へいってみようとおもっていました。いまは、渋谷から鎌倉へ直行でいける電車があるというので、それにはじめてのってみるのもたのしい……。前回鎌倉へいったのは一昨年で、お目当ては鎌倉文…
人に薦められて読む。 大意は、おおよそ以下のとおり…… 「憲法九条」は、先の大戦後、戦争に心底こりごりした日本人と、危険な日本には二度と戦争させてはいけないと考えたアメリカとの、突然変異的な合作ではないかとおもう。アメリカは、自国の憲法ではな…
【注】:ringoさんがすでにブログへ感想をアップされています。そこで、ぼくは少し違う視点から、作品を眺めてみました。 待望の溝口作品を、また1本見ることができました。貴婦人のこころとからだの折り合いがつかず悩み苦しむテーマは、ダイアン・レインが…
しばらく前に見ましたが、なかなかアップする時間がなくて、遅くなっちゃいました。忘れないうちに書き込んでおきます。といっても先にringoさんが感想をこちらにアップしていて、それにあまり付加えることもないのですが。近松門左衛門の浄瑠璃が原作、とい…
【注】:id:yotarosanさんへのコメントにかえて 名人やスターの子どもが大変なプレッシャーを感じる、というのは想像でしかありませんが、理解できます。それに対応して、どう生きていくかはまちまちですね。 考えられるのは…… 父と同じ道を歩みながら、それ…
■永井啓夫(ながい・ひろお)著『三遊亭円朝』 本文だけでも2段組300頁近くある本格的な伝記です。資料的に整理して、三遊亭円朝の周辺を後世に残そうという意図からか、円朝と交流のあった人物までも、詳しく紹介しております。それが、逆にはじめて三遊亭…
脚本:川口松太郎、依田義賢 撮影:宮川一夫 出演:森雅之(源十郎)京マチ子(若狭)、田中絹代(若木) ●映画のストーリー 時代は、戦国時代。町も村も戦闘がたえない。陶器家の源十郎(森雅之)は、ある城下で美しい姫若狭(わかさ=京マチ子)と遭遇し、…
2005年アメリカ作品 出演: ビル・マーレイ、ジェフリー・ライト、シャロン・ストーン 、ジェシカ・ラング まずは「allcinema online」の解説を先に見てください。 鬼才ジム・ジャームッシュ監督がビル・マーレイを主演に迎えて贈る哀愁漂うオフビート・コメ…
新藤兼人監督がつくったインタビュー構成による溝口健二監督の映画です。この作品を見るのは2度目ですけど、やっぱりおもしろかったです。以前見たときは、まだここでインタビューに登場してくる人たちも若くてお元気だったとおもいますが、制作から31年経っ…
先日書店にはいったら、「大人のロック!」という雑誌で、エリック・クラプトン、ビートルズ、ザ・フーの特集があったので、購入しました。 個人的には、待ちに待ったザ・フーのニュー・アルバムが出るということがわかり、さらには日本を含むツアーのことも…
久しぶりに長編歴史小説(412頁)を読みました。むかしから信長ファンだった友人から薦められてですけど、実際にこの小説は、おもしろかったです。「本能寺の変」では、一般に、信長は本能寺の炎の中で切腹したことになっていますが、不思議なことに、明智光…
ボブ・ディランが通算44枚目のアルバムを出しました。前作『ラヴ・アンド・セフト』から5年目になります。5年の空白を感じたかというと、やっぱり感じたことは感じましたけど(笑)、ここ数年ボブ・ディランの話題はにぎやかで、ロックを語るとき、やはりディ…
本屋さんで音楽雑誌を見ていたら『大人のロック!』に、ザ・フーの新しいアルバムが10月発売のこと、さらに日本を含むワールド・ツアーが始まりそうなこと、が出ていました。いつ出るかいつ出るかと待っていたザ・フーのニュー・アルバムがまもなく聴けます…
原作:水上勉 出演:若尾文子、三島雅夫、高見国一 こちらの「角川エンタテインメント」が、この作品の内容を詳細に説明しております。これに付け加えることはあまりありませんが……。 夜な夜な繰り広げられ住職(三島雅夫)と、新しくやってきた若い妾(若尾…
まずはringoさんが、こちらで詳しく作品について触れています。そのコメントとしてアップしました。 ringoさんが触れているように、成瀬巳喜男監督の「流れる」を連想するような映画でした。置屋をきりもりする山田五十鈴(こちらは頼まれマダムだが)の役割…
吉田兼好のことをざっと知りたいとおもって、現代語訳で『徒然草』を通読してみました。無知を承知で全体の印象をいいますと、「訳知りの口うるさいご隠居」という印象でした。こういうひとが隣人にいると、頼りにもなりますが、口やかましくてちょっとうっ…
この本を読むきっかけになったのは、taishihoさんのブログの紹介でした。 【注】:taishihoさんのブログは、こちら。 本の表紙を見ると著者名は、原作者のジョナサン・スイフトではなく、原民喜となっています。奥付もそうで、本の後ろの解説を読んでみない…