かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

映画

ナタリー・ポートマンの過去・現在〜トッド・ヘインズ監督『メイ・ディセンバー』を見る(7月14日)。

7月14日㈰。 妻の運転で「ウニクス南古谷」へ、トッド・ヘインズ監督の『メイ・ディッセンバー ゆれる真実』を見にいく。 主演は、ナタリー・ポートマンとジュリアン・ムーア。 あまり外国映画を見ていないので、ナタリー・ポートマンを見るのはひさしぶり(…

26分の心地よい緊張感〜「Amazonプライムビデオ」で短編映画『点』を見る。

7月13日㈯。 午前中、妻と、昨年亡くなったマサエさん(妻の姉)の家を訪ねる。 往(い)きに人身事故があって、電車のダイヤが崩れ、車内が混んでいた。妻もわたしもすわれないまま、電車で長い時間を過ごした。 ★ 夜、Amazonプライムで、石川慶監督の短編…

瀬田なつき監督、新垣結衣主演『違国日記』を見る(6月29日)。

6月29日㈯。 13時25分から、「ウニクス南古谷」へ、瀬田なつき監督、新垣結衣主演の『違国日記』を見にいく(妻のクルマの運転で)。 コミック誌「FEEL YOUNG」で2017年から2023年まで連載されたヤマシタトモコの同名漫画を映画化し、人見知りな女性小説家と…

川和田恵真監督の『マイスモールランド』に静かな感銘を受ける(6月22日)。

6月22日㈯。 妻の運転で、はじめて南古谷総合病院へいく。以前アパート近くで、心臓の診断とクスリをもらっていたので、その延長をお願いする。きょうは、注射で血液をとり、クスリをもらう。 診断でよばれるまで、わたしはジョージ・オーエルの『1984』をマ…

やっと見れた!!〜入江悠監督、河合優実主演の映画『あんのこと』(6月20日)。

6月20日㈭。 退院してからはじめて電車にのって外出。 妻の運転で行けるところに、入江悠監督の『あんのこと』を上映している映画館がないため。 「泥酔→転倒」で、頭を打った影響か、視力が衰えた。真下をみると、線が2本に見えるため、電車の乗り降りや階…

緊急入院中です。

6月5日、泥酔で転倒し、そのまま病院に運ばれました。あたまはボーッとしてますが、元気です。いまはまわらぬあたまで読書しながら退院を待っています。

三上智恵監督『戦雲(いくさふむ)』を見にいく(3月16日)。

『戦雲(いくさふむ)』の1シーン。 3月16日㈯。晴れ。 「ポレポレ東中野」へ、三上智恵監督の『戦雲(いくさふむ)』を見にいく。1時間くらい早く着いたので、1階の喫茶室でコーヒーとカレー。ここのカレーは、キーマ・カレー。ボソボソしたカレーで、ふ…

映画2本ハシゴする(白羽弥仁監督『フィルピンパブ嬢の社会学』〜太田隆文監督『沖縄狂想曲』)。

2月27日㈫。 午前所用あり。午後3時15分より「新宿K's cinema」に、太田隆文監督の『沖縄狂想曲』の予約がしてあったので、その前に何か1本映画を見るか、いったんアパートへもどって出直すか、迷った。 が、ちょうど同じ「新宿K's cinema」で、白羽弥仁監督…

映画『風よ、あらしよ』〜伊藤野枝、二十八歳の悔しい最期(2月17日)。

2月17日㈯。 池袋駅北口の歓楽街にある「池袋シネマ・ロサ」へ、『風よ、あらしよ 劇場版』を見にいく。 映画のなかの伊藤野枝と大杉栄。 ★ 大正時代に結婚制度や社会道徳に真正面から異議を申し立てた女性解放運動家・伊藤野枝を描き、2022年にNHK BS4K・8…

まもなく公開される音楽映画2本(『ボブ・マーリー ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ レゲエ・サンスプラッシュ』〜『COUNT ME IN 魂のリズム』)

◯ステファン・ポール監督『ボブ・マーリー ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ レゲエ・サンスプラッシュ』(2月9日公開)。 レゲエミュージシャン、ボブ・マーリーの母国ジャマイカでのラストライブを映像化したライブドキュメンタリー。 ドレッドヘアーに赤…

鬱な気分をぶっとばせ!〜リトル・リチャードのドキュメンタリー映画が、3月1日に公開される。

爆発力120%のリトル・リチャード。彼のドキュメンタリー映画が3月1日に公開される。並みいるロックンローラーでも、抜群の破壊力。聴いていると、気分が沸騰してくる。 おしゃべりよりも、演奏シーンをたくさん織り込んでほしいのがわたしの希望。最悪は、…

アキ・カウリスマキ監督『枯れ葉』と、「鬼子母神」へ散歩(1月24日)

映画『枯れ葉』。ゾンビ映画を見るシーン。 1月24日㈬。薄曇りの寒い日。 「池袋シネ・リーブル」へ、フィンランドの映画監督、アキ・カウリスマキの『枯れ葉』を見にいく。もっと早く見たかったし、実際、1度ネット予約もしていたのに、行きそびれていた。…

映画化された『それから』(夏目漱石原作)。

2023年の末、偶然You Tubeのなかに、森田芳光監督の映画『それから』(夏目漱石原作)を見つけた。予告編ではなく、全編。テレビにつないで、妻と見た。 わたしは、この映画を何度も見ている。映画館でも2回見たし、そのあとも、レンタル・ビデオで複数回見…

現職区長に「NO!」を突きつけた住民たちの闘い〜ドキュメンタリー映画『◯月◯日、区長になる女』。

写真はすべて公式サイトより拝借。 1月5日㈮。 「ポレポレ東中野」へ、ドキュメンタリー映画『◯月◯日、区長になる女。』を見にいく。今年はじめて見る映画。 昨年後半から「ポレポレ東中野」へ、短い間隔で、3回映画を見に来ている。新宿から総武線で2つ…

2023年の積み残し映画2本(『市子』〜『パーフェクト・デイズ』)。

2023年12月16日㈯。 「テアトル新宿」で、戸田彬弘(とだ・あきひろ)監督、杉咲花(すぎさき・はな)主演の『市子』を見る。 川辺市子は3年間一緒に暮らしてきた恋人・長谷川義則からプロポーズを受けるが、その翌日にこつ然と姿を消してしまう。途方に暮れ…

積み残し映画4本〜『ゴジラ−1.0』『正欲』『花腐し』『翔んで埼玉2』。

11月3日㈮。 「イオンシネマ板橋」で、山崎貴監督の『ゴジラ−1.0』を見る。 歴代最強のゴジラかもしれない。主人公は、戦中特攻隊で飛び立ちながら、臆して、戦闘機の故障を理由にもどってきてしまった。そのトラウマを克服するため、ゴジラへ突撃していく…

抜群におもしろい!〜ドキュメンタリー映画『NO選挙、NO LIFE』を見る(11月22日)。

11月22日㈬。晴れ。 ひさしぶり「ポレポレ東中野」へ、前田亜紀監督のドキュメンタリー映画『NO選挙、NO LIFE』を見にいく。前回映画館のある側と反対口に降りたので、今回は注意して東中野駅西口で降りた。 ★ 「選挙取材歴25年のフリーランスライター・畠山…

映画『コーポ・ア・コーポ』と「長屋もの」。

11月18日㈯。 朝、夢を見る。 雑にまとめると・・・。 恋人らしきひとと、何かから逃げている。示し合わせた本屋さんで落ち合う。無事に会えてホッとする。 安心して本棚を眺めていたが、そのうち彼女の姿が見えなくなる。本屋さんの中を回っても、見あたら…

ライブ映画『クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル』〜吉祥寺・井の頭公園を歩く〜少しだけ伊藤野枝(10月31日)。

10月31日㈫、曇。 「アップリンク吉祥寺」へ映画『クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル トラベリン・バンド』を見にいく。吉祥寺はひさしぶりだった。 (帰ってブログを検索したら、10年前の2013年11月30日に、紅葉を見にきている。こういうとき…

石井裕也監督、松岡茉優主演『愛にイナズマ』を見る(10月27日)。

10月27日㈮。 「イオンシネマ板橋」へ、石井裕也監督、松岡茉優・窪田正孝主演の『愛にイナズマ』を見にいく。 早めに出て、東武練馬駅近くの「コメダ珈琲」で、コーヒーとトーストとゆで卵の朝食。石井正巳著『文豪たちの関東大震災』を読む。 関東大震災の…

想い出の映画①〜ふたりの男性の間で苦悩するイングリット・バーグマンが美しかった名作『カサブランカ』のこと。

歴史的な恋愛映画『カサブランカ』が日本で公開されたのは、1946年6月20日(ウィキペディア)。敗戦の翌年だ。わたしは生まれていない。 はじめはどんな媒体で見たのだろう。記憶がない。映画館では、あとになって、神保町にあった、今はなき岩波ホールで見…

加藤拓也監督、門脇麦主演『ほつれる』を見にいく(9月16日)。

9月16日㈯。炎暑。 「新宿ピカデリー」へ、加藤拓也監督の『ほつれる』を見にいく。 新宿駅構内の「カレー&コーヒー」ショップで、1時間くらい読書する。 読んでいるのは、吉田修一作『永遠と横道世之介・下』。おもしろくて、他の本を置き去りにして、一点…

積み残し映画〜『ウェルカム・トゥ・ダリ』を見る(9月2日)。

サルバドール・ダリ 「目を覚ます1秒前、ザクロの実の周囲を1匹の蜜蜂が飛び回ったために見た夢」 9月2日㈯、炎暑。 「新宿武蔵野館」へ、メアリー・ハロン監督の『ウェルカム・トゥ・ダリ』を見にいく。 新宿駅構内の「カレー&コーヒー・ショ…

集団狂気を描いた傑作映画〜森達也監督『福田村事件』を見る(9月6日)。

9月6日㈬。炎暑。 池袋の「シネマ・ロサ」へ、森達也監督の『福田村事件』を見にいく。 「A」「A2」「i 新聞記者ドキュメント」など、数々の社会派ドキュメンタリー作品を手がけてきた森達也が自身初の劇映画作品として、関東大震災直後の混乱の中で実際に…

映画『兎たちの暴走』と、フィリップ・ノーマン著『ポール・マッカートニー ザ・ライフ』(8月30日)。

8月30日㈬、炎暑。 池袋の「シネマ・ロサ」で、シェン・ユー監督の『兎たちの暴走』を見る。 あとになって「シネマ・ロサ」もネット予約ができるようになったことを知ったが、このときはまだわからなかったので、時間より早めに映画館へ行く。 中国の新鋭女…

『MEG ザ・モンスターズ2』を見る(8月28日)。

8月28日㈪。炎暑。 朝9時川越を出る。クルマで妻に駅へおろしてもらう。 アパートへいったん寄って、かさばる荷物(パソコンなど)を置いてから、映画『MEG ザ・モンスターズ2』を見にいく(「イオンシネマ板橋」)。 むかし、この映画の『1』(2018年)…

映画『高野豆腐店の春』と尾道の風景。

8月23日㈬。炎暑。 午前、駅前の「コメダ珈琲」で、ホット・コーヒーとトーストのモーニング。『ポール・マッカートニー ザ・ライフ』を読む。だいぶ進んだ。 1970年代、ウイングスの絶頂期(しかし、バンドのメンバーがたえず入れ代わる)から、日本の大麻…

積み残し映画〜『658Km、陽子の旅』(熊切和嘉監督)と、フィリップ・ノーマン著『ポール・マッカートニー ザ・ライフ』。

8月9日㈬、炎暑。 「テアトル新宿」へ、熊切和嘉(くまきり・かずよし)監督の『658Km、陽子の旅』を見にいく。 早く着いたので、新宿駅構内のカレー&コーヒー・ショップで、昼飯。時間まで本を読む。 フィリップ・ノーマン著『ポール・マッカートニー ザ…

積み残し映画『リバー、流れないでよ』(8月2日)。

8月2日㈬。炎暑。 「TOHOシネマズ日比谷」へ、上田誠原案・脚本、山口淳太監督『リバー、流れないでよ』を見にいく。はじめて行く映画館で、場所探しに、暑い中をムダに歩いてしまった。 上田誠率いる人気劇団「ヨーロッパ企画」が手がけたオリジナル長編映…

「世田谷文学館」へ「石黒亜矢子展」を見にいく(7月26日)。

「石黒亜矢子展」。 7月26日㈬。炎暑。 京王線「芦花公園駅」で、午後2時にTさんと待ちあわせる。時間よりも早く着いたが、もうTさんは駅にいた。 今回は、「世田谷文学館」へ寄って、そのあと「SONPOジャパン美術館」で「山下清展」を見て、新宿で飲む予定…