2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧
『かもめ食堂』で荻上直子(おぎがみなおこ)監督を知り、それからファンになって『めがね』と、最新作の『トイレット』を見たけれど、まだこの『バーバー吉野』を見ていなかった。 なぜもっと早く見なかったのだろう、ということだけれど、この映画が荻上直…
先日仕事の関連で知床へ旅行したので、久しぶりに寅さんの「知床慕情」を見てみる。 マドンナは竹下景子、その父親役で三船敏郎が出演している。 三船敏郎は、北海道の、頑固な獣医役。竹下景子は三船に反対された男と駆け落ちして東京へいったものの、結婚…
ある日突然、警官がやってきて、妻に「あなたのご主人が事故にあって、亡くなりました」と告げる。 ショックで心の整理もつかない妻だが、翌朝、起きて台所へいくと、死んだはずの夫が、いつものようになにごともなく、テーブルにすわっている。 一体、なに…
映画化もされて話題になった『告白』で、鮮烈にデビューした、湊かなえの新作。前作は、いじめや家庭内暴力が複合的にまじって構成されていたけれど、今回は家庭内暴力が中心。 「一戸建ての家を持ちたい」・・・そんなふつうのサラリーマン家庭の主婦の願望…
李相日(リ・サンイル)監督『悪人』。原作は、吉田修一。 観客をグイグイひっぱっていく力強い作品です。いい映画というのは、冒頭から映像がみなぎるような緊迫感で観客を圧倒してくるものですけど・・・それが実感できるはじまりでした。 深津絵里がモント…
ジョージ・ハリスンの人間性、つくる音楽、声、ギター・・・すべてが大好きだ。ビートルズ時代はもちろん、ソロになってからも、ずっと敬愛し続けている。 最近、ジョージ・ハリスンのソロ・アルバムをまとめてMP3に焼いて、それをクルマで聴いている。何度…
現存する成瀬巳喜男作品は、失敗作も含めて全部見たい、とおもっている成瀬映画のファンだから、まずはこの作品も見られてよかったです。 そのうえでいうわけですけど、<女の半生>を描く、というような、大時代ドラマは、成瀬巳喜男の作風にあってないよう…
銀座テアトルシネマへ、荻上直子(おぎがみ・なおこ)監督『トイレット』を見に行く。 有楽町線の銀座1丁目駅から歩いて2分ほど。 映画をやっているのは、建物の5Fだが、1Fのエレベーターの前に列ができていたので、ひるんだ。 全部が5Fの『トイレット』…
先の日曜日に見てきました。原作も、おもしろかったですけど、映画も楽しめました。 桐野夏生の原作に忠実につくられています。ほとんど違和感がありませんでした。映画を新鮮に楽しみたいなら、原作はあとで読んだほうがいいかもしれませんね。 40歳を過ぎ…