かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

石井輝男ワールド

現在、池袋の新文芸座では「追悼・石井輝男特集」を上映中です(11月11日迄、日程の詳細はこちらを参照)。10月29日に、「江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間」と「徳川いれずみ師 責め地獄」を見てきました。■「江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間」(1969・東映)=写真…

10月26日、「クィーン+ポール・ロジャース」のコンサートを見る

◆注:10月26日の追記です。写真は、日本公演ではありません。ringoさんの「リンゴ日記」へのトラック・バックとして、「クィーン+ポール・ロジャース」のライヴについて、追記します。実際に見るクィーン+PR(表記が大変なので、略させてください)は、バン…

成瀬巳喜男監督「女が階段を上る時」

少し前に見た「銀座化粧」は、銀座裏のバーへ勤める女性(田中絹代)の日常を描いた作品でした。「女が階段を上がる時」も、ホステスものですが、同じ銀座でも、高級バーの「やとわれママ」を高峰秀子が演じています。 ■あらすじ トラックに轢かれて夫を亡く…

靖国神社を散歩する

朝、近くまで来たので、靖国神社の境内を散歩しました。信仰はないので、参拝ではありません(笑)。しかし、、、20代のころ、戦争に関する本をまとめて読み、自分と同じ年齢の青年たちが戦場に行かなければならなかった、その思いをかみしめてたまらないおも…

クィーン+ポール・ロジャース・コンサート

さきほど見て、少し前帰りました。ブライアン・メイ、ロジャー・テイラー、ポール・ロジャース、3人とも笑みを浮かべながら、楽しそうに歌い、演奏していました。その楽しさが伝わってくるようないいライヴでした。時間がないので、まずは、報告だけ。後日、…

クィーン+ポール・ロジャース『リターン・オブ・ザ・チャンピオンズ』を聴く

いよいよクィーン+ポール・ロジャースのコンサートを10月26日(さいたまスーパー・アリーナ)に見てまいります。クラシックとロックが融合したような不思議なバンド、クィーンが、ホワイト・ブルースの代表的ヴォーカリストとブレンドするとどうなるのか?そ…

鈴木清剛「ラジオデイズ」

幼馴染みだがいやな奴=サキヤが地元へ戻って来た。しかも、1週間ほどアパートへ居候させてくれ、という。サキヤとは家が近く、クラスは一緒だったが、ろくな思い出はない。なのに主人公=カズキは、彼の申し出を受けてしまう。カズキのアパートへは恋人の…

一歩まちがえば、よくある映画なのに‥‥

クリント・イーストウッド監督の「ミリオンダラ・ベイビー」を飯田橋の佳作座で見てきました。映画の内容は、2つに分かれています。前半のストーリーは、止血の達人でもあるトレーナー(クリント・イーストウッド)が、無名女性ボクサー(ヒラリー・スワン…

田中絹代について

ringoさんの「田中絹代のこと」へのコメントに代えて‥‥ 田中絹代のこと、ぼくもあまり知りません。ringoさんと同じように、小津安二郎監督や成瀬巳喜男監督の映画を見るようになって、少しずつ知ってきました。晩年の寂しい生活については、以前新藤兼人の「…

被害者の味わった苦痛を想像する‥‥

加害者が被害者の信頼をとりもどすのは、難しい。長いあいだの、継続的な努力と辛抱がいる。時には、不当な誹謗を受けることがあるかもしれない。しかし、だからといって、「執念深いやつらだ」ではないだろう。受けた傷の深さは、そんな軽いものではないは…

[雑記]右へ倣え!

昨日、首相が靖国参拝したというニュースを聞いたら、今日は101人の議員が、同じく右へ倣ったらしい。

成瀬巳喜男監督「おかあさん」を見る

タイトルがあまりに地味ではないかと思う「おかあさん」(1952年公開)でしたが、成瀬監督の優れた特質がたくさんこめられた、傑作映画ではないでしょうか。映画がはじまるなり、大きな日本語の、四角い看板があちこちに掲げられた戦後の町並みが映り、舗装…

京都2日目

N(長男)は、今回の旅行を一人「往復の飛行機+宿代=約20,000円」で予約しました。ですから、宿はビジネス・ホテルで、旅行気分を味わうような情緒はありませんでした。お風呂も部屋の小さなバスだけで、ちょっと不満ですが、料金を考えると文句もいえませ…

京都1日目

■N(長男)と、はじめての二人旅行。備忘録として記録しておきますが、内容は個人的なものです。 8時15分羽田空港発→伊丹空港9:50発→京都駅10:45到着。 暑いくらいで、天候に恵まれました。 ○六波羅蜜寺=仏のようなものを口から吐いている空也上人の像が知…

成瀬巳喜男監督「舞姫」

川端康成原作、映画「舞姫」(1951年)は、成瀬巳喜男に映画化の依頼があったとき、すでに新藤兼人によって脚本ができていたといいます。そのためでしょうか、シンプルな筋立てを、ディテール(細部)の手厚い映像表現で見せるのを得意とする成瀬作品としては…

成瀬巳喜男監督「銀座化粧」を見る

友人からBSの成瀬特集を録画したビデオを借りて「銀座化粧」を見ることができました。1951年、東宝の作品です。主演は田中絹代。他にぼくが知っている俳優では香川京子と東野英治郎くらいでしょうか。しかし、東野英次郎はちょっと出てくるだけ。メインは田…

10月9日は、ジョン・レノン65回目の誕生日です

1964年、ジョン・レノンは、すばらしい3人の仲間と一緒にぼくの前に現れました。強烈な「ツイスト・アンド・シャウト」のヴォーカルが、メンバーのジョンのものだと知ったとき、彼の歌に夢中になりました。映画「ビートルズがやってくるヤア!ヤア!ヤア!」…

70年代西部劇を見ました

池袋の新文芸座で、久しぶりに西部劇を2本見ましたた。といってもゲイリー・クーパーやジョン・ウェンが活躍していた古いものではなくて、70年代に制作されたニュー・ウエーブ・ウエスタンです。1本はピーター・ホンダ監督・主演の「さすらいのカウボー…