かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

2011-01-01から1年間の記事一覧

蔵方政俊監督『 RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』(公開中)

アップするのが遅くなりましたが、封切られてまもなく見ました。 ★ 期待どおり、三浦友和がいいですね。すくない表情の変化で、主人公の心の繊細な動きを表現。この作品、内容への興味、というより、三浦友和が主演しているので見にいきました。 富山の美し…

野田増税内閣の茶番(一年の締めくくりだから、ちょっと)

このブログで政治ネタはやらないつもりだったけど、あまりにもひどいので、一言。 あの政権交代は、なんだったのだろう? マニフェストは、ことごとく破棄されていく。 野田首相は、消費増税を「不退転の覚悟」で取り組む、という。 国民への増税は、「不退…

ジョージ・ハリスンが死去する2ヶ月前に録音した「ホース・トゥ・ザ・ウォーター」。

オリヴィア婦人とジョージ・ハリスン。 ★ マーティン・スコセッシ監督『リヴィング・イン・ザ・マテリアルワールド』3回目を、こんどはDVDで見ました。 3時間半だから、分割で見てもいいかな、とおもいながらDVDをセットしたら、結局ひと息で見てしま…

エルヴィス・プレスリー「You Were Always On My Mind 」

エルヴィス・バラードアーティスト: エルヴィス・プレスリー,ベーカー・ナイト,ジョイ・バイヤーズ,ドン・ロバートソン,ウェイン・カーソン,ベラ・マトソン,ジェームス・ラスト,クイオカラニ・リー,ベン・ワイズマン,モート・シューマン,アブナー・シルバー…

隅田公園の散歩と忘年会(12月17日)

夜勤をおえ、仮眠するかどうか迷ったが、夕方から熊谷で忘年会があるので、早いうちに一杯飲もうとおもって、上野の立呑み「たきおか」へいく。 アルコールで満たされてから、銀座線で、浅草へ。 吾妻橋をわたり、隅田川沿いに歩いていると、イチョウの黄葉…

ジョージ・ハリスン『ジョージ・ハリスン帝国』(1975年)

ジョージ・ハリスン帝国アーティスト: ジョージ・ハリスン出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン発売日: 2000/04/26メディア: CD購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (4件) を見る (「ビートルズ探険隊」の投稿を少しだけ書き換えました) ★…

エリック・クラプトン&スティーヴ・ウィンウッドのライブを見る(12月3日)

ライヴ・フロム・マディソン・スクエア・ガーデンアーティスト: エリック・クラプトン&スティーヴ・ウィンウッド出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン発売日: 2009/06/10メディア: CD クリック: 5回この商品を含むブログ (5件) を見る 12月3日、…

ルー・リード&メタリカ「White Light/White Heat」

Luluアーティスト: ルー・リード&メタリカ出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル発売日: 2011/11/02メディア: CD購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブログ (14件) を見る shiropさんのブログで教えてもらって、ルー・リードがメタリカと組…

ジョン・レノンの死から31年。

1980年12月8日、ジョン・レノンは、マーク・チャップマンの放った5発のうち4発の銃弾が命中、まもなく搬送されたルーズベルト病院で死亡した。 動機はもうひとつはっきりしない。狂信的なファンだったといわれるが、にわかには信じられない。 チャップマンは…

ジョージ・ハリスン「アンノウン・デライト」

ゴーン・トロッポアーティスト: ジョージ・ハリスン出版社/メーカー: EMIミュージックジャパン発売日: 2010/09/15メディア: CDこの商品を含むブログを見る 1982年に発表された『ゴーン・トロッポ』は、ジョージ自身がプロモーション活動をしなかったこともあ…

川本三郎著『我もまた渚を枕 東京近郊ひとり旅』

我もまた渚を枕 (ちくま文庫)作者: 川本三郎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/07/08メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 8回この商品を含むブログ (4件) を見る 東京近郊をひとりで旅する。 観光地ではなく、ふつうにひとが暮らしているいる町をぶらぶ…

エリック・クラプトン&スティーヴ・ウィンウッド「プレゼンス・オブ・ザ・ロード」

いよいよ、明日、日本武道館でこの曲を生で聴くことができる。壮大なスケールをもつ、ブラインド・フェイスの名曲を・・・。 ★

きょうは、ジョージ・ハリスンが亡くなって10年目。

朝の音楽番組「バラカン・モーニング」は、ほとんどピーター・バラカン氏のジョージへのコメントなしですが、午前7時から10時まで、3時間ジョージ・ハリスンの曲を流していました。 番組がおわるとき、ピーター・バラカン氏が、「ジョージの曲を3時間かけま…

再見!〜マーティン・スコセッシ監督『ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』(公開中)

(以下、「ビートルズ探険隊」への投稿と同じです) ★ 11月26日に、もう一度『リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』見てきました。 新宿ピカデリーで、この日も、すこし早くいって座席の確保。1週間前よりも、客席が狭い部屋へ移動していましたが、…

ジョージ・ハリスン「ダーク・ホース」

ジョージ・ハリスンの声はしわがれて、ボブ・ディランのようだ。 その声のせいか、あるいは契約を果たすため急いで制作したせいか、アルバム『ダーク・ホース』(1974年)の評判はよくない。 1974年の全米ツアーは、このガラガラ声で敢行され、厳しい批判を…

ついに見た!〜マーティン・スコセッシ監督『ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』(公開中)

マーティン・スコセッシ監督『ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』がきょうから公開(12月19日)。 雨のなか、ひさしぶりに上野の立呑み「たきおか」へいく。さんまの刺身、湯豆腐、あん肝、ポテトサラダ、ネギマを肴にチュー…

久々に江ノ島へいく(11月5日)

急に江ノ電へ乗って江ノ島へいってみたい、とおもった。 池袋の「一軒め酒場」で、チューハイを3杯いれてから、湘南電車にのる。 鎌倉へは、1〜2年に1度くらい行っているのに、江ノ島はこの前にいつ行ったか思い出せないくらい、ひさしぶりだ。 仕事あけで寝…

土肥温泉へいく(11月12日〜13日)

年に1回、イシザカさん幹事の、格安バス旅行に参加しているけれど、今回はイシザカさん、オオヤマさん、と3人、レンタカーで西伊豆の土肥温泉1泊旅行へいく。もうひとりドウガウチさんも参加する予定だったが、母の緊急入院で前日不参加のメールが届く。 格…

あともう少し!!〜マーティン・スコセッシ監督『ジョージ・ハリスン:リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』公開まで・・・

製作が発表されたときから心待ちにしていたジョージの映画が、あと1週間ほどで(11月19日〜12月2日)公開される。この数年のビートルズ・イベントで、もっとも楽しみにしていたことだ。 マーティン・スコセッシ監督のロック映画は、ボブ・ディランの『ノー・…

宮沢章夫作『ボブ・ディラン・グレーテスト・ヒット第三集』

ボブ・ディラン・グレーテスト・ヒット第三集作者: 宮沢章夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/08メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る これは、ボブ・ディランの実際にあるベスト・アルバムのタイトルだけど、それをそのまま使うことって…

小津安二郎監督『秋刀魚の味』(1962年)

小津安二郎名作映画集10+10 7 秋刀魚の味 出来ごころ (小学館DVD BOOK)作者: 小学館出版社/メーカー: 小学館発売日: 2011/06/24メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (5件) を見る わたしは、小津映画では、この作品を一番はじめに見ている…

クリント・イーストウッド監督『恐怖のメロディ』(1971年)

恐怖のメロディ 【ザ・ベスト・ライブラリー1500円:2009第1弾】 [DVD]出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル発売日: 2009/08/05メディア: DVD購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (13件) を見る クリント・イーストウッドの第1回監督作品とい…

Jun Lemonさんの「ビートルズ資料館」を見学(10月30日)

Jun Lemonさんから「ビートルズ資料館」の仮オープンのご招待をいただき、10月30日(日曜日)、船橋へいく。 川越を午前8時過ぎに出たら、電車の乗り継ぎがよくて、10時ころに船橋駅へ着いた。 10時45分、集合。「ビートルズ探険隊」からは、ringoさん、ビー…

三谷幸喜監督『ステキな金縛り』(公開中)

公開初日の10月29日に見る。 三谷幸喜監督は、ワンポイントで登場する脇役を印象的に使う。だから、豪華キャストでも、それぞれの役者がかすむことなく生きている。 そのなかでも、時代劇の役者でワンシーンだけ登場する佐藤浩市がたのしかった。 公開された…

斎藤明美著『高峰秀子との仕事(2) 忘れられないインタビュー』

高峰秀子との仕事〈2〉忘れられないインタビュー作者: 斎藤明美出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/04/01メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (10件) を見る 成瀬巳喜男生誕100年であった2005年、いろいろな成瀬巳喜男作品を見た。はじめ…

斎藤明美著『高峰秀子との仕事(1) 初めての原稿依頼』

高峰秀子との仕事〈1〉初めての原稿依頼作者: 斎藤明美出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/04/01メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (10件) を見る 斎藤明美さんの本は、おもしろい。これで読むのは3冊目だけど、どれも読みだすと惹きこ…

『暗夜行路』に登場する牛の迫力

寒い夜、友だちを送った帰り、謙作と直子はちょっと疲れて歩いているが、小説の筋とはあまり関係なく、こんな光景に出会う。 カタリコトリ冴えた音をさせながら、野菜を積んだ牛車(うしぐるま)がすれ違って行った。牛は垂れた首を大きく左右に振りながら鼻…

今村太平『志賀直哉との対話』(柳田知常著『志賀直哉の作品』から)

[rakuten:takahara:10092332:detail] 柳田知常著『志賀直哉の作品』(昭和57年1月刊)がおもしろい。この本は、何かの自論を導き出すために志賀直哉の作品を分析するのではなくて、作品を味読するのが主眼のようで、そこからムリに新たな結論を出そうとして…

ジョン・レノンが歌う初期ビートルズのバラード

1964年春・・・ビートルズに夢中になったのは、まずは激しいロックンロールだったけれど、同時に彼らのバラードにも惹かれた。 ビートルズのバラードは、甘ったるくない。それどころか、初期のジョン・レノンのボーカルには、ドスの効いた凄みがある。 ★

若松節朗監督『夜明けの街で』(公開中)

利口ぶってすましていても、結局よそからみたら人間は矛盾をかかえながら生きている滑稽な生きもので、それが一番はっきり出てくるのは、恋愛・・・とくに不倫関係のなかにいるときではないか、とおもいます。 だからこの映画、幸せな家庭と若い美しい女性の…