かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

白樺派

志賀直哉の言葉から・・・

夢殿の救世観音(くせかんのん)を見てゐると、その作者といふやうな事は全く浮んで来ない。それは作者といふものからそれが完全に遊離した存在となってゐるからで、これは又格別な事である。文芸の上で若し私にそんな仕事でも出来ることがあったら、私は勿…