かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

2009-06-24から1日間の記事一覧

小林正広監督『歩く、人』(2001年)

北海道の寒村を舞台にして、父、長男、次男との確執が描かれる。 自分のことは何もできない父を世話するのは、次男。 彼は<自分の人生は父のためにあるのか>と鬱々として暮している。<自分の好きなことは何もできやしない>。 恋人からも、<あなたはいつ…

『くちづけ』(1955年)

共通するのは、石坂洋次郎の原作で、3人の監督による3篇のオムニバス映画。 第1話と第2話は、石坂洋次郎らしい青春を賛歌する作品でした。 石坂は、戦後、男女の交際を明るく肯定的に描き、<新しい男女の付き合い方>を擁護するような青春小説を、次々発表…