かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

2009-09-17から1日間の記事一覧

塚本晋也監督『ヴィタール』(2004年)

交通事故ですべての記憶をなくした医学生が解剖実習にのめり込み、現実と記憶、肉体と魂の狭間を彷徨う映像叙事詩。監督・脚本・プロデューサー・撮影監督・美術・編集は「六月の蛇」の塚本晋也。音楽は塚本作品のほとんど(『ヒルコ/妖怪ハンター』をのぞく)…

塚本晋也監督『六月の蛇』(2002年)

青みがかったモノクロームの画面と、雨垂れの音に引き込まれる。 神足裕司演ずる潔癖性の夫、黒沢あすか演ずる妻、ストーカー男(塚本晋也)の三人の織り成す愛の物語。 とても美しい映画でした。 (「関心空間」より) まさにその通りの強い磁力を持った映…