かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

アンドレイ・クラフチューク監督『この道は母へと続く』(2005年)



  • 製作国:ロシア
  • 出演:コーリャ・スピリドノフ、マリヤ・クズネツォーワ、ユーリィ・イツコーフ

孤児院暮らしの6歳のワーニャは、イタリア人夫妻との養子縁組がまとまったが、一目生みの母に会いたい一心に、独学で読み書きを覚え、孤児院を逃げ出した……。ロシアの新聞に掲載された実話にもとづく、爽やかな感動作!!


(「ギンレイ通信」Vol.107より)


孤児院を抜け出した子供が、困難を乗越えて、まだ見ぬ母に会いにいく、という古典的なストーリー。これが日本映画だと、センチメンタルな泣かせ映画になりそうですけど、そうはなっていませんでした。


町の悪ガキに金をとられたり、いやな大人に追跡されたり、ふりかかる困難に立ち向かいながら、ただただ母と一目会いたい、少年の必死な思いが、子役の名演もあって、率直につたわってくるいい作品でした。


しかし、いつも思うのですが、外国の子役ってびっくりするくらいうまいんですね。