1944年スペイン、自由な暗黒の時代。母が再婚したビダル大尉になじめないオフェリアは、ある日迷い込んだ迷宮でパン(牧神)に出会い「魔法の国の王女だ」と告げられ、夢と希望を託すが……。現実と幻想が絡み合い、それぞれの闇を容赦なく映し出す、ダーク・ファンタジーの金字塔!!
(「ギンレイ通信」Vol.107より)
少女が主人公で、魔法の国へ迷いこむとすれば、子供向きファンタジー映画かとおもってしまいますが、この映画、目をつむってしまうような残虐なシーンもありますし、映画全体も救いがありません。
では、それだけ辛口の感動を与える作品になっているか、というとどうもぼくには中途半端な、あと味の悪さが残りました。