かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

ギレルモ・デル・トロ監督『パンズ・ラビリンス』(2006年)


パンズ・ラビリンス 通常版 [DVD]

1944年スペイン、自由な暗黒の時代。母が再婚したビダル大尉になじめないオフェリアは、ある日迷い込んだ迷宮でパン(牧神)に出会い「魔法の国の王女だ」と告げられ、夢と希望を託すが……。現実と幻想が絡み合い、それぞれの闇を容赦なく映し出す、ダーク・ファンタジーの金字塔!!


(「ギンレイ通信」Vol.107より)


少女が主人公で、魔法の国へ迷いこむとすれば、子供向きファンタジー映画かとおもってしまいますが、この映画、目をつむってしまうような残虐なシーンもありますし、映画全体も救いがありません。


では、それだけ辛口の感動を与える作品になっているか、というとどうもぼくには中途半端な、あと味の悪さが残りました。