かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

外国映画

リドリー・スコット監督『ロビン・フッド』(上映中)

『グラディエイター』の監督と主演が組んだ新作。弓と槍と剣で戦う戦闘が迫力ある映像で描かれる。 ちいさなころから、ロビン・フッドはなじみのある名前なのに、詳しいことをほとんど覚えていない。どういうヒーローだったのだろう、と記憶をさぐりながら、…

サム=テイラー・ウッド監督『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』(上映中)

ジョン・レノンの少年時代というと、ぼくのようなファンは、ジョンやビートルズの伝記で読んだ、有名なエピソードばかりが頭に浮かんでしまいます。 運命が采配したようなポール・マッカートニーとの出会い・・・ポールは、酒臭いジョンの前で「トゥエンティ…

メナン・ヤポ監督『シャッフル』(2007年)

ある日突然、警官がやってきて、妻に「あなたのご主人が事故にあって、亡くなりました」と告げる。 ショックで心の整理もつかない妻だが、翌朝、起きて台所へいくと、死んだはずの夫が、いつものようになにごともなく、テーブルにすわっている。 一体、なに…

デイビッド・フランケル監督『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』(2008年)

『プラダを着た悪魔』のデイビッド・フランケル監督が贈る、泣いて笑って胸いっぱいのハートフル・コメディ!子育ての予行演習のために犬を飼うことにしたジョンとジェニーの新婚夫婦。ところが、マーリーと名付けられたラブラドールレトリバーの子犬は、手に…

ドン・シーゲル監督『ダーティハリー』(1971年)

アクション映画が好きでない、という単純な理由でこの映画を見たことがありませんでした。 でも、近年クリント・イーストウッド監督の作品を見る機会が多くなり、監督としても、俳優としても、段々に興味が出て、見逃してきたむかしの作品も、見たくなりまし…

ルイ・マル監督『死刑台のエレベーター』(1957年)

何度か見ているけど、なぜかいつも内容を忘れてしまう古典的サスペンス映画。 いっそエレベーターに封じ込められた主人公の何時間かを、リアルタイムで描いてくれたほうが、おもしろそうだ、とおもう。 エレベーターに閉じ込められた主人公は、殺人を犯した…

寅さんとデイブ・クラーク・ファイブ『五人の週末』

山田洋次監督の寅さんシリーズ『男はつらいよ 旅と女と寅次郎』(1983年)を見直した。 旅先で寅さんが知り合ったのは、演歌のスター・京はるみ(都はるみ)。寅さんはまもなく、出会った女性がステージを抜け出してきた、演歌のトップ・スターだと知るが、…

ルイ・レテリエ監督『タイタンの戦い』(上映中)

愚かにも、『アバター』を、3Dでない通常スクリーンで見てしまいましたから、今度は意を決して3Dで見ました。なんと、今回がはじめての3D体験です。 いきなり海や岩が目前に迫ってくる・・・すごい迫力を堪能しました。もともと特撮映画が大好きなので、満足…

キャスリン・ビグロー監督『ハートロッカー』(上映中)

おおかたの予想を裏切り、『ハートロッカー』が、大作の『アバター』を破ってアカデミー賞作品賞をとった、ということを聞いて、もとがミーハーなので、俄然その作品が見たくなりました(笑)。 『アバター』は『アバター』でおもしろかったし、こういう傾向…

ジェームズ・キャメロン監督『アバター』(上映中)

これはやっぱり3D版で見たかったですね。 時間的な都合などもあって、川越から近い南古谷の映画館で見ましたが、ここは通常版の上映でした。 人類が他の惑星だか衛星だかを侵略していくという簡単な話ですが(寝不足で、最初少し寝てしまいました)、もちろ…

アリ・フォルマン監督『戦場でワルツを』(上映中)

アニメーション映画はまったく見ないので、これは1968年のビートルズを素材にした映画『イエロー・サブマリン』以来のアニメ体験ということになりそうです。 この映画は、見たいとおもっていました。 ★ 2006年のイスラエル。 戦争体験の記憶が、ある部分欠落…

ミケランジェロ・アントニオーニが撮った<ヤードバーズ>の映像

アントニオーニ監督の『欲望』(1966年)は、むかし何度か見ている。それは次のシーンを見るためだった。 60年代のロンドンを、写真家の青年(デイヴィッド・ヘミングス)が歩き回る。 ポップ・アートが華やかだった60年代のロンドンが、主人公の目を通して…

スティーヴン・ノリントン監督『リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い』(2003年)

tougyouさんの紹介を見て、見ました。「めちゃくちゃですが面白いです」とtougyouさんが書かれていますが、同感です(笑)。 製作者に意識があるかどうかわかりませんが、ショーン・コネリーを中心に、7人のつわものを集めるところなど、これは『七人の侍』…

エリック・ブレヴィグ監督『センター・オブ・ジ・アース』(2007年)

ヴェルヌの『地底旅行』に骨格だけを借りて、それに縛られることなく、自由に作り変え、新しい冒険ファンタジーにしている。 登場人物は、若い博士と子どもと美人と、3人だけ。この登場人物の贅肉をそぎ落とした潔さがいい。 地球の中心にもぐる理由は、ヴェ…

フランク・キャプラ監督『素晴らしき哉、人生』(1946年)

わたしが生まれる3年前の映画なんだなあ、とおもう。もうそんなに古い映画なんだ・・・。 これまでにも少なくとも2回は見てるし、その時々はそれなりにおもしろく見ているのだろうけど、どうもあまりに調子のいい解決に、ぼくのなかでは一向に記憶に刻みこま…

ダーネル・マーティン監督『キャデラック・レコード 〜音楽でアメリカを変えた人々の物語〜』(上映中)

60歳になって一番の楽しみは「シニア割引」で、いつでも1000円で映画を見られることでしたが、なかなか時間がなくて、行きそびれていました。 それで『キャデラック・レコード 〜音楽でアメリカを変えた人々の物語〜』が、「シニア割引」適用の記念すべき最…

映画『拳銃王』の結末をめぐって

先日tougyouさんが、川本三郎氏のこの映画の結末の解釈をご指摘くださいました。もう一度引用してみます。 近年発売されたこの映画のビデオを見ていて、もうひとつ驚くことがあった。グレゴリー・ペックが撃たれて死ぬ。そのあと町の保安官や妻たちによって…

『ビートルズがやって来るヤア!ヤア!ヤア!』(一番多く見た映画です)

「ビートルズ探検隊」へ投稿した記事ですが、自分にとっても、ビートルズに関する忘れられない想い出なので、ブログにもコピーさせていただきます。 ★ ■リチャード・レスター監督『ビートルズがやって来るヤア!ヤア!ヤア!』(1964年) ぼくは、この映画を…

川本三郎の読み解く映画『拳銃王』のラスト・シーン

先日こちらで、ヘンリー・キング監督『拳銃王』(1950年)について映画の感想を書いたら、tougyouさんが、こんなコメントをくれた。 ところで『拳銃王』について川本三郎の『ロードショーが150円だった頃 思い出のアメリカ映画』( 晶文社 2000年)を読んで…

ヘンリー・キング監督『拳銃王』(1950年)

グレゴリー・ペック主演の西部劇。 ワイアート・アープやビリー・ザ・キッドと並ぶ早撃ちの名人、ジミー・リンゴは、むかし別れたままの、妻や息子と、もう一度やり直そうと、懐かしい町へやってくる。 しかし、彼の名声はいまや西部の町から町に知れわたり、…

スティーヴン・ダルドリー監督『愛を読むひと』(上映中)

1958年のドイツ。15歳のマイケルは21歳年上のハンナとの初めての情事にのめり込む。ハンナの部屋に足繁く通い、請われるままに始めた本の朗読によって、2人の時間はいっそう濃密なものになるが、ある日、ハンナは忽然と姿を消す。1966年、大学で法律を学ぶマ…

セルジオ・レオーネ監督『荒野の用心棒』(1964年)

マカロニ・ウエスタンに興味がなかったので、この有名な映画をいままで見たことがありませんでした。 ところが、先日tougyouさんが、こちらでアップしてくれた『七人の侍』、『用心棒』についてのジェームス・コバーン、クリント・イーストウッドのインタビ…

ロバート・マリガン監督『アラバマ物語』(1962年)

[rakuten:book:11604413:image] tougyouさんがお好きな映画ということで、ずっと気になっていましたが、やっと見ることができました。 おっしゃるとおり、素晴らしい映画です。 以前小津安二郎が、繰り返し笠智衆を使う理由を尋ねられて、 「笠さんは、スク…

クリント・イーストウッド監督『グラン・トリノ』(上映中)

先日久しぶりに熊谷へ帰ってお酒を飲んでいたら、弟夫婦、ヤマモトさんの3人がこの映画の話で盛り上がっていました。三人三様に少しずつ見方は違うようですが、それぞれ強い感銘を受けたようで、これは見なければならんと・・・ 翌日いってきました。 ★ 主…

恐竜が登場する新旧2本の映画。。。

小学生のころ、図書館の利用冊数が全校で一番だか二番だ、ということで褒められたことのない担任から褒められたことがありますが、そのとき借りていたのは、世界文学全集でも、世界偉人全集でもなく、全部「恐竜図鑑」の類でした(笑)。 ほとんどがシダの生…

やっぱりビートルズの楽曲はいいのだ!(笑)

気になっていたジュリー・テイモア監督の『アクロス・ザ・ユニバース』をDVDで見る。 サントラを聴いてから、ずいぶん時間が経ってしまった。積極的に見なかったのは、ぼくが本質的にミュージカルを苦手だから。 ★ ベトナム戦争が激化する1960年代が舞台で、…

やっと『靖国』を見た

リー・イン監督の『靖国』(2007年)を見る。「靖国」をどうおもうかで、歴史観、戦争観が、明確にわかれてくる。 映画は、その2つに大別できるそれぞれの立場のひとたちの<8月15日>を描いている。 「靖国」を信奉することで、日本人の心を立て直そうと主…

懐かしのデイヴ・クラーク・ファイブ主演『五人の週末』(1965年)

この映画は、1965年に1度しか見ていません。その後テレビでも放映しないし、ビデオやDVDになったとも聞いてません。思い出の映画のなかで、そういうのってあるとおもいますが、ぼくのなかでよく思い浮かべるのは、この『五人の週末』です。 ある時期までは…

映画『五線譜のラブレター』(2004年)とジョージ・ハリスンの「トゥルー・ラヴ」

「夜も昼も」などのスタンダードナンバーで知られる天才作曲家コール・ポーターと妻リンダの揺るぎない夫婦愛の物語がつづられる感動ドラマ。監督は『海辺の家』のアーウィン・ウィンクラー。主人公のポーターを『海辺の家』でもウィンクラー監督とタッグを…

リメイクされた有名な2つの映画

なかなか感想をアップしている時間がないまま、月日が過ぎてしまいます。記録にとどめるつもりで最近見た映画について書置きしておきます。 [rakuten:ld-dvd:10032571:image] 2つの有名な作品のリメイクを見ました。 1つはニキータ・ミハルコフ監督の『12…