- 製作国:フランス
- 出演:ジャン=クロード・ドルオ、クレール・ドルオ、マリー=フランス・ボワイエ
tougyouさんとringoさんのブログで話題になっていた作品です。お二人が、一番と二番に映像と音楽の美しさをあげておられましたが、おっしゃるように、映像と音楽はたのしめました。映像は、印象派の絵画を見ているようでした。
ただ内容は、「ぼくは正直が好きだから」と、<妻も恋人も、同じように愛している>ことを妻に告白。そのときの夫ののっぺりした顔が気にいりません(笑)。
相手の気持ちを無視して、「正直が好き」とはあまりにムシがよくて、共感のしようがなく、あげくに、妻が自殺。この男が起した悲劇ですが、まもなく男は新しい女性と結婚して、めでたしめでたし。
テーマはわかりますが、倫理的にではなく、感覚的に、ぼくには受けいれがたい作品でした。やっぱり、男優がだめなのかもしれません(笑)。
ringoさんのブログでも、この夫への不快感が感じられました。tougyouさんは<大好きな洋画の1本>ということなので、こんな感想で申し訳ありません。でも、こういう違いが、たまにあっても当然ですよね。tougyouさんへの信頼と厚意に甘えて、正直な感想を書かせていただきました。