- 製作国:イギリス
- 脚本:ウッディ・アレン
- 出演:スカーレット・ヨハンソン、ウッディ・アレン、ヒュー・ジャックマン
『タロットカード殺人事件』は、ウッディ・アレン監督独特のコメディ・センスが横溢する、楽しい作品でした。
ウッディ本人演じる手品師のおしゃべりがおもしろいし、スカーレット・ヨハンソンとのかけあいも、呼吸がぴったり。
映画の見どころは、実は「タロットカード殺人事件」そのものは二の次で、この二人の会話のおもしろさにある、とおもいます。
殺人犯人のお金持ちプレーボーイを調査しているうちに、この男に恋をしてしまう、ジャーナリスト志望の頼りない女子大生役が、スカーレット・ヨハンソン。貞操を特に重要にも考えていない、このちょっと軽めな女子大生役が、またハマっています。
スカーレット・ヨハンソンは、最初に見たフェルメールの少女を演じたときから、見る作品ごとに、印象が変わります。役柄の引き出しが多い女優のようです。
最後の遊び感覚いっぱいのオチも悪くない、とおもいます。映画を見ながら、何度も笑わせてもらいました。