今年はじめての紅葉を見に、飯能市名栗にある鳥居観音へいく。
川越からクルマで大体1時間ほど。名栗周辺は、低い山が続く。少し木々が色づいた景観を眺めながら、長く続く川沿いを走るのは楽しかった。
早めに家を出たので、予定通りに着く。
山上にそびえたつ観音像のふしぎな眺めが好きで、むかし小学生の子どもたちを連れてきたことがある。しかし、誰もよろこばなかった。
子どもたちにとっては、山のなかをさんざん歩かされて、興味もない観音様を見て帰っただけの、つまらないドライブだったようだ。
それ以来、家族のドライブに、子どもたちが消極的になった(笑)。
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紅葉時期の鳥居観音を見てみたかった。
家人もいっしょだったので、山のふもとから上まで歩くのはちょっとムリ。いけるところまでクルマでいく。クルマの道は、かなりの急勾配だったが、途中の紅葉がきれいだ。
玄奘三蔵塔の前の駐車スペースにクルマを置き、そこから山伝いに紅葉を眺めながら、向こうに見える観音様のそばまで10分ほど歩く。
●玄奘三蔵塔。ここにクルマを置いて山伝いに歩く。
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天気もよく、気持ちのいい山の散歩だった。
観音様は、駐車場から見ると遠く感じられたが、実際歩いてみると、それほどでもなかった。
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観音さまの体内へはいって、狭い急階段をのぼっていたら、腹がおかしくなってくる。強い便意を催した。もっと、ゆっくり山の景色を楽しみたかったが、トイレが山上にはなく、麓まで降りなければならなかった。
猶予があまりない。駐車場まで戻るにも、あぶら汗が出てくる。
便意を抑えながら、クルマをセコンドにいれ、急勾配の道を下った。