ブラインド・フェイスは、1969年にデビューし、アルバム『スーパー・ジャイアンツ』を発表している。
クリーム解散後でもあり、、エリック・クラプトン、ジンジャー・ベッカーというクリームのメンバーがふたりいたため、彼らを迎えるファンは、クリームの後継者らしい即興演奏中心のハードロックを期待していた。
しかし、ブラインド・フェイスでのクラプトンは、フロントをヴォーカルとキーボードのスティーヴ・ウィンウッドに譲り、自身は後方で目立たないようにギターを弾くのみだった。
ファンは失望し、わずか半年ほど活動したのちに、ブラインド・フェイスは解散してしまう。
時代が過ぎてみれば、、、
クリームのような即興演奏の華やかさはないが、ブラインド・フェイスのゆったりとした壮大なスケールを持つサウンドは、後にも先にもない魅力を放っていた。ブラインド・フェイスの音楽は、60年代よりも、今のほうが素直に聴けるのではないか、とおもう。
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ブラインド・フェイスの中心的な人物だったエリック・クラプトンとスティーヴ・ウィンウッドが、12月いっしょに来日する。ブラインド・フェイスの再現になるはずだ。
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伝説のバンド「ブラインド・フェイス」、1969年のライブ映像。