かぶとむし日記

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安藤桃子監督『0.5ミリ』を見る(11月17日)


11月17日、有楽町スバル座で午前10時から安藤桃子監督、安藤サクラ主演『0.5ミリ』を見る。



196分という長い上映時間に、眠ってしまったらどうしよう、という不安があったが、見るうちにその心配は吹き飛んだ。



安藤サクラ演じる介護士さんは、ある事件を起こし、仕事も住居も失い、ホームレスになる。


孤独で訳ありそうな老人をみると、相手の弱みを握って、強引に住み込みヘルパーをかってでる。


素性のわからない女につきまとわれて最初は迷惑そうな老人たちだが、料理はうまいし、家の片付けはよくやるし、ヘルパーの仕事も行き届いて、老人たちは、このふしぎな女性に心まで癒されていく。


老人役は、坂田利夫津川雅彦柄本明井上竜夫ら、ひと癖もふた癖もある役者が演じているが、とりわけ坂田利夫がよかった。


安藤サクラが演じる山岸サワは、とてもミステリアス。男ものの長いコートを無造作にはおった「やさぐれ姿」が、かっこいい。いままでも好きな女優のひとりだったが、もっとファンになってしまった。


https://www.youtube.com/watch?v=ISb6yR3GceY
●『0.5ミリ』予告編。



帰り迷ったが上野へ出て、立飲み「たきおか」へ寄る。ホッピー2杯と酎ハイ2杯を飲んで帰る。