かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

上野へ仏像と桜を見にいく


東京国立博物館でやっている「みちのくの仏像」が4月5日に終わってしまうので、前日の4月4日に見にいく。鶯谷駅で下りて、博物館まで歩いた。


混雑していたらいやだな、と思っていたらそうでもなかった。仏像の良し悪しはわからないが、見るのは嫌いでない。点数がそれほど多くないので、ゆっくり「解説書き」を読みながら見る。


出て、博物館の敷地にある表慶館で、「インドの仏」という展覧会をやっていたので、こちらも見てみた。知識も鑑識眼もないので、ただ見ただけ。



博物館から上野公園をアメ横方面に歩いていると、舞台のセットやテントがたくさん出ていて、着物を着た女性たちがいたり(ひとり着物の似合うきれいな女性がいたので、つい立ち止まってしまった)、物産展のようなものをやっていたり、にぎやかだった。


桜は、もうだいぶ散っている。


水観音堂までくると、しだれ桜が見ごろになっている。たくさんのひとがデジカメやスマホで写真に撮っていた。何枚かタブレットで撮ってみる。





上野の桜、といえば、連想するのは、落語「花見の仇討ち」。


仲間うちで、花見の座興に仇討ちの大芝居を打って出るが、本物の武士が仇討ちの助っ人を買って出たため、仇討ちの狂言が芝居でなくなってくる、という話。


これは王子の飛鳥山を舞台にしているものもあるようだけど、わたしがはじめに聴いたのは五代目柳家小さんだったので、上野の印象が強い。



で、花を見たらやっぱりお酒がほしい。アメ横の路地へはいって、立飲み「たきおか」へ寄る。ひとりだけのお花見もなかなか楽しかった。